Nikon Model H Field Microscope   Chapter 3

Nikon Microscope and Japanese Old Temple

お寺に顕微鏡

そもそも日本には神社とお寺しかない。真空に近い風景の中に顕微鏡を置いてみた。 日本光学製 S型顕微鏡と同じ高品質のブラックペイントボディは漆塗りの雰囲気だ。

ニコン携帯顕微鏡H型

スーパーカッコイイ顕微鏡

お寺には顕微鏡が似合う

ニコン・リサーチグレード顕微鏡H型

ニコン携帯顕微鏡H型はこのサイズで研究用顕微鏡、 いわゆるリサーチグレードの高性能顕微鏡なのだからすごい。

蔵書の森に顕微鏡

金沢工業大学が誇る「工学の曙文庫」。 科学的発見や技術的発明が最初に発表された初版本を体系的に収集した稀覯書コレクションだ。 東京・上野の森美術館で展覧会があったので顕微鏡を持って出かけた。 なぜ顕微鏡なのかは謎である。

ニコン携帯顕微鏡H型

書斎に置きたいニコンH型

蔵書の森に顕微鏡

まるでこの風景にぴたりと合う顕微鏡である。蔵書の森に顕微鏡。 暗いタングステンランプの下でも、 単3電池による照明装置内蔵のニコン携帯顕微鏡H型は存在感がある。

美しき顕微鏡の世界

日本光学携帯型顕微鏡

現代に「顕微鏡の夕べ」を企画するにはニコン携帯顕微鏡H型がよい。 ニコンのアポフォト顕微鏡のフルセットを持ち込まなくても、 この小さい小型顕微鏡が1台あれば用は足りる。 双眼鏡筒だと人それぞれ眼幅が異なるので調整が必要だ。 単眼にはそれがない。単眼には単眼のよさがある。

顕微鏡の夕べ

古文書にニコン携帯顕微鏡H型

夏の朝

ほの暗い書庫の画像で静まった網膜を活性化しよう。 ブリリアントな明るい太陽光線下の風の映像だ。 1990年代の記憶のようなベルビアブルーの天空。 ニコン携帯顕微鏡H型の照明スイッチをオフにした。

ニコン携帯顕微鏡H型

エメラルドグリーンか翡翠色の風景に顕微鏡

輝くニコン携帯顕微鏡H型

科学博物館

国立科学博物館。創立は明治十年(1877年)。この日本館の開館は昭和六年(1931年)。 屋上の日章旗がはたびく。

National Museum of Nature and Science, Tokyo

ニコン携帯顕微鏡H型

日本館の天井ドームと顕微鏡

博物館にニコン携帯顕微鏡H型

20cmトロートン望遠鏡と顕微鏡

気品あるニコン携帯顕微鏡H型

ロンドンのトロートン・アンド・シムス(Troughton & Simms)社製の20cm屈折赤道儀。 明治十三年に大英帝国から輸入されたとか。重量1.5トン。 文化庁の資料によると国の重要文化財に指定されている。 H型顕微鏡とよく調和する。

時計と顕微鏡

古い時計のコレクションを背景に見て、ニコン携帯顕微鏡H型が美しい。

ニコン携帯顕微鏡H型

古い時計と顕微鏡のある風景

顕微鏡のある暮らし

質実剛健なH型顕微鏡

大型の愛知時計(現・愛知時計電機株式会社)のシンプルだが圧倒的な存在感がすごい。 文字盤デザインが秀逸。特に 6と 9のフォントデザインが昭和初期のモダン感。 H型顕微鏡と古い時計の情況。

顕微鏡のご先祖様と会う

時代もここまで古いと顕微鏡とか、そもそも光学機器とは思えない外観である。 江戸時代後期の「虫靉靆」(むしあいたい)。 靉靆は眼鏡という意味があるようで虫メガネという意味らしい。 Made in Japan なのは素晴らしい。

Very Old Magnifying Glass

Nikon Model H Field Microscope

顕微鏡博物館とニコンH型

ニコンH型とヴィンテージ顕微鏡

この時代になると典型的な顕微鏡の形をしている。 ニコン携帯顕微鏡H型もご先祖様と会えて嬉しそうだ。 ドイツ語でカメラは女性名詞だが顕微鏡は中性名詞なので、 曾祖父とか曾祖母とは限定できないのでご先祖様となった。

アトムの夢

お寺に始まって稀覯本の蔵書コレクション、科学博物館の収蔵品を鑑賞していたら、 科学技術が少年少女の夢だった時代を思い出した。

私がリアルタイムで見た子供向けのテレビ番組。 鉄人28号がそもそもアニメではなくてフィルム映画による実写版だった。 オリジナル漫画では巨大な鉄人28号も実写版では人間と同じサイズ。 鉄板の着ぐるみ。重たくヨタヨタ歩いた。 悪者はさっさと逃げればよいものを鉄人にやられるまで待っていた。 こども心にヘンなの、と思ったものだ。

超小型原子炉 H型

当時の話。鉄腕アトムもフィルム映画による実写版だった。 小学生くらいの男の子がアトム外装の着ぐるみで熱演していた。 体内に超小型の原子炉を内蔵しているとの設定だった。 ニコン携帯顕微鏡 H型のフォルムはこの超小型原子炉そのものだ。

アトムの心臓部、胸の扉をパカッと開けると H型の姿があったはずだ。 このサイズで10万馬力である。日本の技術は素晴らしい。

夏の柿

ニコン携帯顕微鏡H型はどこに置いても絵になる。 ほかの顕微鏡だとこういうわけにはいかない。 柿の葉のみどりに顕微鏡を一本立ててみた。

性格が良いニコン携帯顕微鏡H型

携帯型顕微鏡の最高峰

フットワークが軽くなる。 「トラベル顕微鏡」とか「ストリート顕微鏡」の概念を超えてどこにでも持って行ける。 古くは試作機を第二次南極地域観測隊が携行した。 NASAのスカイラブ計画では宇宙空間でも活躍した記録がある。 四谷三丁目の綜合藝術バーにニコン携帯顕微鏡H型が何台も集まっても不思議ではなく日常なのである。

まだ話は続きます

 次のお話に行きましょう。   第 4 章  顕微鏡の四季

ショートカットはこちらからです。

第 0 章      トップページ
第 1 章      顕微鏡持ってバーに行こう
第 2 章      フィールドで顕微鏡
第 3 章      顕微鏡博物館
第 4 章      顕微鏡の四季
第 5 章      船と顕微鏡
第 6 章      コレクターズガイド
番外 編      ベトナム戦争と携帯顕微鏡 H型

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