東京大学駒場博物館
小穴純とレンズの世界 朱夏の夏は 2009年夏の夏。 いまは伝説となった展覧会が、東京は駒場で開催された。 特別展「小穴純とレンズの世界」展。 会場は、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 駒場博物館。 会期は、2009年 7月18日から 9月23日。 工業用ニッコールレンズ研究家の秋山満夫にとっては衝撃の展覧会だった。 2009年 6月下旬、展覧会の開催を知った私は東大駒場博物館に、 レンズコレクションの提供も含めて何かお手伝いできることはないかと申し出た。 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系 の教授・岡本拓司先生から丁寧な返信が届いた。 展示品については、 すでに膨大な小穴純コレクションからセレクトし構成済みであるとのことで辞退したいとのお話であったたが、 続く、プレス向けの内覧会、岡本拓司先生の講演会に出席させていただき、 ライブで小穴純先生の偉業をトレースできたことは、最高に嬉しいことだった。 展覧会会場内では博物館の意向で撮影が禁止されていた。 しかしながら、岡本拓司先生のご紹介で、 東京大学教養学部長に取材許可願を提出させていただくことができた。 公印が朱印された正式文書で、 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部駒場博物館館長から、 取材許可とウェブサイトへの掲載承諾書をいただいた。 秋山満夫による写真取材は、 内覧会および講演会が開催された 2009年 7月17日(金)に行なった。 会期中の取材記事掲載は見送ることにした。 私は首都圏にいて、同展に3回足を運ぶことができた。 しかしながら多忙で東京に行けなかった友もいる。 諸般の事情で会場を訪れることができなかった人もいるだろう。 成層圏を超える空間で、そして、とおくインド洋から喜望峰を船内で過ごした人、 受験勉強の夏は最大の山場でそれどころではなかった高校生もいただろう。 不本意ながら病院のベッドの上で小さいノートパソコンでのみ外とつながる人もいたことだろう。 伝説となった特別展「小穴純とレンズの世界」展。 ここにウェブ上に会場を立ち上げてみた。 会期中に訪れることが出来なかった人はぜひご覧いただきたい。 また、3回となく5回となく会場を訪れた人もいることだろう。 再び感動の展示物を再確認していただきたい。 なお、同展では非常に盛りだくさんの展示物や情報が公開されていた。 このウェブサイトでは、 工業用ニッコールレンズ研究家の秋山満夫の目で見た内容をまとめていること をご了解いただきたい。 小穴純先生の学生時代の精緻なノートとか、 アサヒカメラ誌上に掲載されていた ニューフェース診断室に関する記事は省略させていただいた。 それでも有り余る展示品、エピソードがいっぱいなのである。 2010年 夜の秋
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特別ご協力: ● 記事のご案内 すべての場面において、画像の上で左クリックすると、大きいサイズの画像を表示できます。 細部までを確認したい方はどうぞ拡大してご覧ください。 → では会場に入りましょう。 第 1 章 研究者としてのスタートと観測記録 ショートカットはこちらからです。
第 0 章
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お願い: ● あとがき 特別展の取材は 2009年 7月。本記事の初稿は 2010年 8月にリリースしました。 2024年 9月に記事の全面改訂を行い、新たに画像の追加および動画を組み込みました。
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