NAOMI UEMURA     7

たくましい極地犬

植村さんの軌跡

「植村直己の歩み」と題した、植村さんの軌跡を記したパネル。 国民栄誉賞を受賞するまでの日々をトレースしてみると、なにか急ぎ過ぎた人だった気がする。 43歳の人生はあまりに短い。短すぎる。しかし密度は濃い。

植村さんの軌跡 1

植村さんの軌跡 2

植村さんの軌跡 3

植村さんのミュージアム

個人の名前を冠した博物館・記念館が 2か所もあるのは日本国内では珍しい。 植村さんがお住まいだった東京都板橋区と、生誕地である兵庫県豊岡市に開設されている。 「植村直己を伝える 2つのミュージアム」のパネルを見ていただきたい。

植村冒険館

植村冒険館は東京都板橋区にある。 植村さんは東京都板橋区にお住まいだったのだ。

植村直己冒険館

植村直己冒険館は生誕地である兵庫県豊岡市にある。

2つのミュージアムのガイドブック

常設展示

常設展示のコーナーに目を向けると、 ニコンF3ウエムラスペシャルが展示されていた。 1982年(昭和57年)の南極行のために日本光学が製作した特別モデル。 いわゆる白チタンなのが興味深い。

ニコンF3ウエムラスペシャル

冒険家のための特別仕様カメラ

このアングルはカッコイイ

F3ウエムラ(2015年10月撮影)

植村直己展で撮影したF3ウエムラの姿は、展示スペースの雰囲気を写していなかった。 ここに掲載した 4枚の画像は、ニコンミュージアムが開館したまさにその当日、 2015年10月17日に撮影したものである。 ちなみに以下の画像は、2017年植村直己展の取材当日に撮影したもの。 カメラ姿の違いが興味深い。お分かりだろうか。 フィルム巻き上げクランクのつまみの位置が、正しいニコンミュージアム・ポジションになっている。

F3ウエムラ(2017年1月撮影)

ミュージアムを後にして

なにかいいものを見せていただいた気分だ。 ニコンミュージアムからの帰りはいつも晴れてゐる。

都市の森

品川インターシティ

冬日の陰早い品川テント村

JR 品川駅

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第 5 章      F2ウエムラスペシャル 第一部
第 6 章      F2ウエムラスペシャル 第二部
第 7 章      おわりに

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