![]() 電子機器と半導体の歴史 1960 - 1970年代 ● 電子機器と半導体の歴史 このコーナーでは、1960年代のトランジスタ、1970年代以降の ICや LSI、 2000年代のシステム LSIという半導体の進歩にあわせて、 各時代のラジオ、電卓、ゲーム機、携帯電話、ワープロなどの現物が展示されている。 各世代それぞれのなつかしの電子機器を見ることができる。 当時の花形製品の開発を支えたのは、半導体の進歩によるものであることが感じ取れる展示となっている。
![]() 電子機器と半導体の歴史 1980年代
![]() 電子機器と半導体の歴史 1990年代
![]() 電子機器と半導体の歴史 1990年代
![]() たまごっち(ニコンミュージアム所蔵品)1996年
![]() ありがとう!ニコンミュージアム ● 謝辞 開催日程の初日に見学させていただきました。 ニコンミュージアムの岩田浩満様にはお忙しい中ご説明をいただき、ありがとうございました。 個々のレンズの詳しい仕様と歴史的レンズの現物を保管されてきた背景などを知ることができました。 さらには企画展実現までの現物の確保、収集、調査分析、技術面からみた精査と検証、 そして時代の考証などなど興味深いお話でした。 ぜひ会期中に会場へ足を運んで、実際に現物を見ることをおすすめします。 ともかく、その存在さえも幻だった初公開の現物史料の展示には驚くものが多々あります。 重ねてニコンミュージアムのみなさまには特別のご高配を賜りありがとうございました。
取材とレポート:秋山満夫
取材ご協力:株式会社ニコン ニコンミュージアム ● 特別リンク
マクロ☆スタイルさんがブログで素敵なレポートを公開していますので紹介します。
また、マクロ☆スタイルさんの個人flickrに画像がたくさんアップされました。
flickr特設ページをご覧ください。非常に資料価値が高いです。
デジカメWatchさんが「イベントレポート」を公開しています。
鈴木誠記者の非常に詳しくマニアックな弩級のレポートです。 ● 会期を終えて訂正しておきたいことなど 情報が瞬時に流れ去るフロー型の SNSではなく、 情報が数千年に渡り残り続けるストック型のウエブで情報を発信している当サイトでありますが、 すでに会期を終えてはいますが非常に重要なことなのでここに記しておきたいと思います。2点ほどあります。 (1)小穴純先生の英字表記(正しいローマ字表記) 企画展の初日に訪問した時に、展示説明のパネルを見て「え?」と思い、 ミュージアムの方に連絡しましたが、開催期間中に修正が間に合わなかったようですので、 ここに訂正記事を置くものです。
ウルトラマイクロニッコールの生みの親とも言うべき人物としてあまりにも有名なのが、
1960年代当時に東京大学理学部の教授だった小穴 純(こあな じゅん)博士。
![]() こんご、卒業論文を書く学部生の方々や、修士論文、そして博士論文を書く方々。 さらには学会で発表される論文を執筆される先生各位におかれましては、 小穴純先生のお名前を言及される場合は必ず正しい「Zyun Koana」で表記するようにお願い申し上げます。 たかが名前のスペルの話ではないのです。 ニコンミュージアムの本企画展では、3か所ほど「Jun Koana」と誤った表記で説明がされており、 修正を求めたのですが会期終幕まで修正されずそのままでした。 博物館での展示・掲示は非常に大きな定義付けとなり、さらにお墨付きを与えることになります。 説明パネルをスマホで撮ったもので単純に理解し、 原典および一次資料にあたらず誤った表記が転移・拡散されることを杞憂しています。 と、心配していたことが現実となりました。 リチャードさんのニコン情報サイトで、 ご本人によるウルトラマイクロニッコール展のレポートが英語で公開されていますが、 小穴純先生のお名前を誤った表記で説明しています。説明パネルのとおりとはいえ困ったものです。 なお、ニコン100年史(英語版)2分冊のうちの本編。 関連の説明を確認したところ、257ページには正しく「Zyun Koana」で表記されていて安心しました。 (2)レンズの「解像力」「解像度」 これも企画展の初日に訪問して「え?」「あれっ?」と思ったことがありました。 説明文パネルに加えて、企画展で展示されたレンズ 1本 1本に添えられたすべての説明タグが 「解像度」となっていたのです。 訂正するとなるとあまりにも数が多く、ミュージアムの方にお話できないでいました。 1960年代のウルトラマイクロニッコールの技術資料(日本光学発行)を見てみると、 性能諸元に、解像力:400本/mm などの説明が記載されています。 手持ちの一次資料はすべて「解像力」となっています。 当サイト(RED BOOK NIKKOR)では、 1960年代当時に日本光学からリリースされた一次資料を遵守しており、 性能諸元では「解像力:1260本/mm」のように「解像力」と記載しております。 ニコンの社史「ニコン75年史」では、索引に解像度、解像力(本数)と分けて用語が収録されています。 しかしながら、ウルトラマイクロニッコールは超高解像力レンズとして定義されており、 関連する説明はすべて一貫して「解像力」で記述されています。 それでは一眼レフカメラ用のニッコールレンズの説明ではどうなっているのか。 一般のニコンファンが容易に入手できたニコン発行の資料を確認してみました。
- ニッコールレンズ読本第3集 1973年10月1日 第71版 日本光学発行
- ニコンの世界 1979年6月1日 第7版 日本光学発行
- 新・ニコンの世界 1979年9月1日 初版 日本光学発行
- ニコン・EMイメージ 1980年8月1日 初版 日本光学発行
- Nikon Nice Shot EVOLUTION 1993年4月1日 第3版 株式会社ニコン発行
- Nikon Nice Shot for DIGITAL 2004年9月30日 株式会社ニコン発行 1988年4月。日本光学工業株式会社から株式会社ニコンに社名が変わり、何かが変わったのでしょうか。 ニコンの歴史を戦前と戦後で分けるとすると、それは大東亜戦争が区切りではなく、 社名が日本光学工業株式会社から株式会社ニコンに変わった日に線を引き、線前と線後に分けられるのかもしれません。
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