EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 1600 F8 1/3200 sec. -1.0 ● 曼珠沙華 日本時間で秋分の日がすこし過ぎた頃、SNSのタイムラインに流れる画像は赤い花が独占する。 もちろん春は桜花だ。夏の朝顔はややすくない。 その多くはスマホで撮影されたものであって、 一眼レフとかフルサイズのミラーレスカメラで撮影する人はごく少数派となってしまった。 ましてや、EL ニッコール 210mm F5.6 で写真するモノ好きは、 このサイトをご覧の方くらいだろう。 それでよいのである。人間、無理をしてはいけない。安全が第一なのである。
EL ニッコール 210mm F5.6
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 1600 F8 1/4000 sec. -1.7
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 1600 F8 1/8000 sec. -2.7 ● 深緋色した彼岸花 ♪こひきいろ(深緋色)した 彼岸花ほど〜♪ あやしい ものはない〜♪ そんな流行り歌があった。シクラメンより彼岸花だろう。たんに赤い色彩ではない。 猩々緋(しょうじょうひ)、紅(くれない)、深緋(こひき)、 紅赤(べにあか)、茜色(あかねいろ)、蘇芳(すおう)、 真紅(しんく)、濃紅(こいくれない)の各色がブレンドされていることが古語辞典で確認できた。 日本光学の工業用ニッコールレンズは日本の古代色を再現するように設計されている。 私の 20年を超える数々の実証データ(実際に撮影した画像)からも明らかだ。
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 400 F8 1/250 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 400 F8 1/200 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 400 F8 1/200 sec. -0.7
EL ニッコール 210mm F5.6 ● まばゆいばかりの映像美 撮像素子への露光量を調節して赤色の表情を見てみた。 太陽光は自然光線下なので、劇的に変化する。 どの時間・時代が好みなのかは以下の 3枚の画像で選んでいただきたい。 年齢と反比例するような気がする。
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/400 sec. +1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/800 sec. +0.7
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/2000 sec. -0.7
EL ニッコール 210mm F5.6 ● 音のない光線 群生から離れてなにもないところに不自然にひっそりポツンと。 どうも気になったので三脚ごとそっと近づいてみた。 植物だって群れずに生きたい人生もある。声をかけずに無言でシャッターを押した。 なぜ墓地には彼岸花なのか。由縁を知ると見えてきた。 すぐそばに大木。子猫の亡骸でも埋まっているのだろうか。 彼岸花の球根をいっしょに土中に。猛毒を持つ球根が護る。 お彼岸ともなれば赤い花は目立つ。手を合わせる目印だったのだ。
EL ニッコール 210mm F5.6
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/640 sec. +1.0 今まで誰もレンズを向けなかったらしい。 EL ニッコール 210mm F5.6。 35ミリフォーマットでお花を撮るにはオーバースペックなレンズなのはわかっている。 なにか意思が通じるものがあったのか、急に臨界点に近似の微妙な可視光を放つのが観測できた。 ● 京王線多摩川橋梁 いつもの定点ポイントに立つ。無限遠、げんみつに言えば 600メートル程度の距離感だ。 テストチャートは同じでないと評価にならない。 夏の終わり感。色が濃い。露出をすこし詰めてそんな気分を表現してみた。
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL ニッコール 210mm F5.6 ● 鉄橋を渡る音が聞こえる 絵に動きがほしいので、右手から左手に鉄橋を渡る京王線を追ってみた。 よく解像しているし色彩は重量感があって鉄の写真にはよい。
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -1.0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/8000 sec. -0.7
EL ニッコール 210mm F5.6 ● 高解像力レンズ レンズの絞りは F8 固定。カメラの設定は絞り優先のオート(A モード)。 露出補正無しのいわゆる適正露出で撮影してみた。明るい気分が写った。 気立てがよいレンズを使うとなんらストレスなく撮影が進む。 前期試験が終わった夏の解放感のようだ。
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/4000 sec. -0 +0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/4000 sec. -0 +0
EL Nikkor 210mm F5.6, ASA 800 F8 1/4000 sec. -0 +0
EL ニッコール 210mm F5.6 ● 記事のご案内 画像の上で左クリックすると、大きいサイズの画像を表示できます。 細部までを確認したい方はどうぞ拡大してご覧ください。 → さらに写りをご覧ください。 第 3 章 ニコン Z 写真帖 2 ショートカットはこちらからです。
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