EL Nikkor 105mm F5.6N どう撮るかは日曜写真家の自由だ。新鮮な視点で周りの世界をじっくりと眺めてみる。 ブリリアントで超絶高性能なマクロレンズがいい。 105ミリなのに、この軽み。そして際立つ高解像力パワーと空間の豊かな描写力。 ● 稲穂 夏の終わり。豊穣の祭りが近づく。透明な稲穂の生命力。フレッシュなお米の香り。 日本文化はご飯で出来ている。 時の日本光学工業株式会社がおにぎりを社の公式マークにしたのは筋が通っている。 そうは言ってもやはり、EL ニッコール 105mm F5.6N はよく写る。それだけでいい。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/500 sec. -0 +0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/400 sec. +0.3
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/800 sec. +0.7
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/640 sec. +0.7
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/400 sec. +0.7 ● 青い川面 遠景撮影テストの定点ポイントに立つ。 多摩川河川敷から京王線多摩川橋梁を望む。 季節の温度で色彩は変わる。川面がより青くなる時節を狙った。 EL ニッコール 105mm F5.6N は忠実に川を渡る風の温度に瞬時に反応した。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -1.0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0 ● 川を渡る 川を見て山を語るのもなんだが、 山岳など広大な景色を撮影するなら卓越したディテール表現が得意なレンズを使いたい。 EL Nikkor 105mm F5.6N レンズはフルサイズ写真人の武器となる。 その画角は自然光を忠実に再現し、シャープでクリーンな風景を得意とする。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0 この距離から 105ミリの一般世界で言うところの中望遠レンズでは、 10両編成の車両だと全体がうまく納まらない。 しかし、これが 8両編成となるとちょうど全体が収まる。 全体が見えないその先に希望が存在する 10両編成をよしとするか、 フレーム内にきっちり収まる 8両編成の人生がよいとするかは、 今いる生活と暮しの立ち位置で考えればよいことだ。 それにしても、このサイトはなにかと主張意図が微妙で困る。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/3200 sec. -0 +0 ● 絞り値表示窓テスト レンズ鏡胴にある絞り値表示窓を遮光しなくても、 写真画像になんら影響が出ないことを証明するための実証実験を行った。 絞り値表示窓をまったく遮光せず、意図的に強い午後の太陽光線を直に当てて撮影してみた。
EL Nikkor 105mm F5.6N レンズ鏡胴にある絞り値表示窓に太陽光がダイレクトに突き刺さるように当たるようセットした。 撮影時にもうこれでもかという感じの強烈な光を注入してみた。
EL Nikkor 105mm F5.6N
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/1000 sec. -0 +0 結果はご覧のとおりである。上の画像はレンズ鏡胴にある絞り値表示窓を遮光せずに撮影したもの。 下の画像はレンズ鏡胴にある絞り値表示窓に黒パーマセルテープを貼り遮光して撮影したものである。 遮光せずに撮影した上の画像には漏光がない。迷光も確認できない。コントラストの低下もない。 光カブリやゴーストなど画像品質の低下は顕微鏡で見ても確認できなかった。 むしろ遮光せずに撮影した方が写りがいいように見える。気のせいかもしれないが。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/800 sec. +0.3 何度でも言うが、レンズ鏡胴にある絞り値表示窓を遮光すべきとか遮光しないとか、なんら気にすることはない。 100万ショットに 1回くらいは光カブリがあるかもしれないと心配するならば、 絞り値表示窓にプリクラ・シールでも貼っておけばよい。黒パーマセルテープなら完璧だ。 しかし、レンズ底板のネジを外して明かり取り窓の位置をずらして取り付けるなどの無用な改造はもっての外。 これはやめないといけない。 ● 秋景 スタイリッシュなオールドレンズ EL ニッコール 105mm F5.6N は カジュアルなマウンテン EL ニッコールとしていま生まれ変わった。 こころにのこる絵を切り取ることができるのだ。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 200 F8 1/1000 sec. -0.3 実世界以上に情況を増幅して脚色するのがカメラの自由であって写真の幸福だ。 たぶん人間の眼よりもヒトの脳の覚醒が色彩を含む映像を演出しているのだろう。 そうなると目の前にある赤く朽ちかけている葉っぱにも声をかけたくなる。
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 200 F8 1/1000 sec. +0.3
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/1000 sec. -0.7
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 400 F8 1/1000 sec. +1.0
EL Nikkor 105mm F5.6N, ASA 1600 F8 1/2000 sec. -2.0
EL Nikkor 105mm F5.6N EL ニッコール 105mm F5.6N はよく写る。それだけでいい。 レンズの人生を背負ってあるく自由も気力もある。 日常から世間から世界まで、そんなこんなの昨今ではあるけれど、だいじょうぶ。 まだまだ。これからじゃないですか。 不要不急だから捨てていいことなど、この人間世界には存在しない。明日は大晴れだ。 ● 記事のご案内 すべての場面において、画像の上で左クリックすると、大きいサイズの画像を表示できます。 細部までを確認したい方はどうぞ拡大してご覧ください。 → トップページに戻ります。 第 0 章 トップページ ショートカットはこちらからです。
第 0 章
トップページ
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2022, 2024 |