Special Collection     3

国宝級重要文化財

旧軍用光学機器

いきなり予告もなく、国宝級重要文化財が目の前にドンと置いてあるので驚いた。 しかも非常に状態のよい博物館級の史料なのである。

現物が日本に現存しているとは驚き

1.5メートル 測距儀 1936年

対象物までの距離、方位を測定する光学式距離計で、この測距儀は船舶の航行に用いられた。 以下の説明パネルに詳しい。

1.5メートル 測距儀 1936年

1.5メートル 測距儀 1936年

1.5メートル 測距儀 1936年

1.5メートル 測距儀 1936年

美しい日本の風景

3メートル 潜望式望遠写真機 1935年

日本光斈 3メートル望遠写真機 1935年

焦点距離 3000mm の潜望式望遠カメラ。 上部に反射鏡、下部にプリズムを配置して光軸を曲げ、 望遠レンズは筒内に収納。 キャビネサイズの乾板に撮影した。(三脚は複製)

日本光斈

焦点距離 3000ミリの望遠カメラ

1.5メートル と 3メートル の風格

測風経緯儀(1930年)

気球を上空に放ち、その動きから風向、風速を測定する測風気球観測用の経緯儀。 目標物(気球)の方位角と高度角(仰角)を目盛りから読み取る。 上方が見やすいように望遠鏡はL字型を採用し、 夜間でも観測できるように目盛りに照明が付いている。

測風経緯儀(1930年)

測風経緯儀(1930年)

測風経緯儀(1930年)

三式偏流計(1944年)

航空機は飛行する際に風を受けて横方向へ移動(横滑り)するため、 機首の報告と実際の飛行方向に差が発生する。 この差を偏流角(へんりゅうかく)とよぶ。 航空機が目的地に着くためには、偏流角を測定し、飛行する進路を修正しながら飛行する必要がある。 本品では、機体の真下の目標物の移動方向を測定し、機首の向きとの角度の差から偏流角を測定する。

三式偏流計(1944年)

三式偏流計(1944年)

三式偏流計(1944年)

三式偏流計(1944年)

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