March 2025, Nikon Kenkyukai     1

Nikon Kenkyukai Tokyo Meeting

2025年 3月15日。土曜日の午後。 ニコン研究会 3月例会のメインタイトルは「春のニコンまつり」。 なんだか山崎パンのそれみたいなゆるい企画のようです。 しかしながら、スタートはズノーとニッコール。いきなり弩級の展開となる雰囲気です。 それではカメラ談議をはじめましょう。

ズノーとニッコール

NIKKOR Z 35mm F1.2 S

帝國光学 ZUNOW 5cm F1.1

帝國光学銘のズノー 5cm F1.1。ニコン S マウントです。 社外品の専用特製 54.5mm フィルター付き。 この 54.5mm 径フィルターが鬼門です。 帝國光学オリジナルの 54.5mm UV フィルターって地球上に存在するのでしょうか。 有名クラシックカメラ店が特注で少量生産した 54.5mm UV 銀枠フィルターは貴重品となっています。

帝國光学 ZUNOW 5cm F1.1

Ai Nikkor 13mm F5.6

Ai Nikkor 13mm F5.6

出ました。巨大目玉レンズの登場です。 このレンズのことは、黙って 「ニッコール千夜一夜物語 第九夜 NIKKOR 13mm F5.6」を勉強しましょう。 ニコンレンズ設計の専門家である佐藤治夫氏が詳しい解説を展開しています。

佐藤治夫氏の説明によると、
このレンズは、通常の射影方式における 35mm(135)判一眼レフ用超広角レンズ中で、 世界一の画角(2ω = 118度)を持っています。 この記録は 21世紀を迎えた現在も塗り替えられていません。
とのこと。この檄文にはしびれます。

Ai Nikkor 13mm F5.6

このレンズは魚眼レンズではなく、 世界で最も画角の広い直線射影(rectilinear)レンズとして今も知られています。 レンズ形式はレトロフォーカス型の直線射影(歪曲なし)超広角レンズ。 発売年は、1976年(Ai版は1977年)です。受注生産の弩級品扱いでした。

海外のレンズ・エンスージアストが集まるコミュニティでは、 聖杯レンズ(The Nikon Holy Grail Lens)と呼ばれて現在でも崇められています。 聖杯(セイハイ)は、比喩的に「困難な探求の対象」「至高の目標」「究極の理想」「渇望の品」 などを意味する言葉とか。まさに納得の聖杯レンズなのです。

The Nikon Holy Grail Lens

UNITED STATES PATENTS

米国特許資料 からレンズ構成図を引用させていただきました。

Ai Nikkor 13mm F5.6

ニコン I型と 5センチ F2

Nikon I

Nikon I

NIKKOR-H · C 5cm F2

Nikon I and Nikkor 5cm F2

Nikon S4 and NIKKOR-O 2.1cm F4

ニッコール 2.1cm F4レンズには希少な純正フード付です。

Nikon S4 と S36モータードライブ

ニコン S4 は本来ならばモータードライブに対応していません。 本機体は、ニコンFのパーツを流用して S36モータードライブに適合するようにニコン S4を改造した私家版機です。 外部バッテリーパックと接続する専用のニコン純正 10メートル延長コードが難易度高いです。

Nikon S4 モータードライブ

本日の散歩カメラ

Nikon 1 V3

Nikon 1 V3 and Cine Nikkor 10mm F1.8

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 では次にいきます。   第 2 章  コロン・ニッコール

ショートカットはこちらからです。

第 0 章      トップページ
第 1 章      ズノーとニッコール
第 2 章      コロン・ニッコール
第 3 章      ニコン Z 本日の機材
第 4 章      歴史的双眼鏡の話

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