January 2010, Nikon Kenkyukai     2

ウルトラマイクロニッコール 28mm
左は赤刻印入り F1.8e、中央は初期型 F1.8、右は F1.7e

数字シリーズは 28を特集

数字でテーマを設定して、 関連するアイテムからニコンや世界のカメラをトレースしてみようとの試みです。 今月の数字シリーズは 28を特集しました。

28というと、広角レンズの 28ミリです。 ニコンの製品では、レンジファインダーニコンのSマウントのニッコールレンズ。 それに一眼レフカメラ用レンズではFマウントのニッコールレンズが豊富にあります。 ところが会員が集まると、 テーブルの上には、 みごとにこういったカメラ用のニッコールレンズが登場しませんでした。

ニコン研究会には伝説の例会があります。 あるとき、ニコンSPの特集を企画しました。 当日集まったのは、ニコンSPのブラックボデイがずらり数十台。 まだ復刻版のニコンSPが出ていなかったころの話です。 そして、1台だけ、普通のクロームボデイのニコンSPが。 非常に珍しいものに思えたそうです。 いまだ語り継がれる伝説のニコンSP特集でした。 今回も伝説の 28ミリ特集となりました。

オリンパスにフィットするウルトラマイクロニッコール

マイクロフォーサーズ仕様のミラーレスデジタル一眼レフカメラで、 はじめて目視できた世界があるのです。 ウルトラマイクロニッコール 28mmを市販のカメラ、 つまり従来のニコンFシリーズ等の一眼レフカメラにマウントして合焦させるためには、 レンズをリバースしてから装着する方法しかありませんでした。

しかし、ウルトラマイクロニッコール 28mm F1.8e、 そして、ウルトラマイクロニッコール 28mm F1.7eさえも、 ご覧の通り順方向にレンズをマウントして合焦させることができたのです。 これは新しい発見でした。実際に実物を使って自分で検証する。 これがマニヤの王道であり、お約束なのです。

ウルトラマイクロニッコール 28mm F1.7eがなんと順方向で合焦する

ワーキングディスタンスはここまで短い超マクロ仕様

オリオン-15 28mm F6の絞り値がユニーク

キヤノン 28mm F2.8

ツァイスのテッサー 2.8cm F8

ワイドニッコール 2.8cm F3.5

王者の風格を放つエルマリット28mm F2.8

エルマリット 28mm F2.8には初期型のライカM3

精機光学小物研究

精機光学は小物がなかなか集めにくいものです。 珍しいレンズフードやスポーツファインダーなどを見てみました。 ベークライト製のケースなど、じつによく造り込まれているのがわかります。

精機光学のフィルター、レンズフード、フードのケースが揃い

ベークライトのケースに入った専用のフィルムマガジン

鷲のマークが掘り込まれた金属製スポーツファインダー

スポーツファインダーの専用革ケースと 28ミリレンズ

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 では次にいきます。   第 3 章      櫻井翔とニコン

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第 1 章      銀座から京橋まで歩く
第 2 章      数字 28 コレクション
第 3 章      櫻井翔とニコン

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