April 2014, Nikon Kenkyukai     2

会場はブルガリ銀座本店。の近く。

ニコン研究会オープンフォーラム銀座

春四月の初夏のような陽光の下、 銀座通りを歩いてたくさんの参加者が集まりました。 午前中は愛用のカメラで撮影散歩しながら、午後はニコンカメラ談義の予定です。

タイトルは「ニコン研究会オープンフォーラム銀座」。 なにやらビジネスシーンのような旗揚げではありますが、 ようは好きなカメラを持って集まり楽しい時間をゆるく過ごそうというコンセプトなのです。

総重量 1トンの機材をかついで銀座を歩く赤山シュウさん

本日のプログラムを説明する秋山満夫

プレゼンテーションセッション

まずはプレゼンテーションセッションからスタートしました。 新たに参加された方がいますので、ニコン研究会の活動内容の説明がありました。

ニコン研究会の現状と展望について説明する鈴木昭彦さん

国内最大級のニコンコレクションを所有

レンズの絞り作動とニコンFのミラー作動時間の測定

次は「龍さんのプレスコーナー」です。 フォトジャーナリストの小秋元龍さんからは、 「映画のエンディング」とのタイトルで名画のなりたちが解説されました。 取り上げられた名画は、マーヴィン・ルロイ監督の「心の旅路(1942年)」 それとスタンリー・クレイマー監督の「渚にて(1959年)」。 先の 3.11から原発の是非が議論されている現在ですが、 議論の前にまずは映画「渚にて」を観てほしいとの ジャーナリストの眼でみた語りに参加者は聞き入りました。

名画の見どころを語るフォトジャーナリストの小秋元龍さん

心の旅路(1942年作品) 監督マーヴィン・ルロイ

渚にて(1959年作品) 監督スタンリー・クレイマー

ニコン研究会からのプレゼンの最後は、 ニコン研究会会員でもあり科学写真家の新延隆造さんが登場です。 お話のタイトルは、「ニコン偏光顕微鏡写真の世界」。 新延さんは完全に整備・調整されたニコン偏光顕微鏡 POH型を駆使し、 鉱物薄片や化学物質の結晶の美しい造形美を探求しています。 作品は病院などのやすらぎを与えるラウンジのインテリアとして、 また大掛かりなものは劇場の緞帳のデザインとその用途は拡大しています。 同時に説明されたカレイドスコープの動画には幻想的な映像世界を再認識しました。

ニコン偏光顕微鏡写真を語る新延隆造さん

下の画像ですが1枚目が酢酸カリウム。酢酸カリウムは常温では液体です。 プレパラートに数滴たらしてドライヤーで乾燥すると結晶します。 3分程で液体に戻りますがその過程で撮影しました。 2枚目の画像はグリシンです。グリシンはゼラチンの重要成分です。

ニコン偏光顕微鏡写真(酢酸カリウム)

ニコン偏光顕微鏡写真(グリシン)

赤山シュウ・トークショー

いよいよメインイベントが始まります。「赤山シュウ・トークショー銀座」の開幕となりました。 いま若い人を中心に twitter上で非常に人気の写真家である赤山シュウさんにおいでいただきました。 トークショーのテーマは「ニコンと私」。 赤山さんが愛用のニコン機材もいっしょに登壇となりました。

赤山シュウさん

いきなり始まる爆撃トークが炸裂

どこまでも熱いニコントーク

ニコンへの愛と人物撮影の極意が語られる

唖然と見入るニコン研究会青年部部長

デジタル機で確実な仕事をしフィルム機で情感を写す

質問に回答する赤山さん

赤山シュウ・トークショー 「ニコンと私」

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 では次にいきます。   第 3 章  ニコンワークショップ

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第 1 章      銀座通りを歩く
第 2 章      オープンフォーラム銀座
第 3 章      ニコンワークショップ

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