June 2012, Nikon Kenkyukai     2

ショー・アンド・テル

歴史的銘品の鑑賞

プレゼンテーションセッションは登壇発表に加えて、 実物を目の前にし、手に取っての説明ワークショップから構成されています。 いわば、ショー・アンド・テルセッション、 ひらたく言えば「お道具拝見コーナー」の時間となりました。 会場のコレクションテーブルの上に並んだ数々の機器に、 興味をお持ちの方が多いことでしょう。 すべての紹介は難しいのですが、その中の一部を見てみましょう。

光学兵器の銘品の数々

九二式望遠測角機眼鏡

銘品はまだまだあります

20X120単眼鏡(砲撃指揮装置の方位盤に取り付けられていたと思われる)
45度のプリズム付きの接眼部

重量級の光学兵器

海軍御用達

艦載の様子

重たい単眼鏡

日本光学製

格納用専用木箱に収まった時代の光学兵器

日本光学製 20x120 高角双眼望遠鏡 1939年製

俯視 45度 見掛け視界 60度

豊川海軍工廠製 12糎 20度高角双眼望遠鏡 1942年製

ドイツ光学兵器の特徴を図版で解説するゲストの林由己和氏

下の写真に示すドイツ eug製造の 10x80対空双眼鏡は、 ほぼ現役当時の光学性能と外観を保っている非常にコンディションの良いコレクションです。 本機は、世界的なオールド・ヴィンテージ双眼鏡の修復家である、 英国 OptRep社のトニー・ケイ氏(Mr. Antony L. Kay)によってフルレストアされたものです。 トニー・ケイ氏の話によると、 「私は50年間、双眼鏡修理の仕事をしてきたが、 このドイツ eug製 10x80対空双眼鏡については、 今までに 3回しかオーバーホールをしたことがないんだ。」 とのことです。 本機は、世界的にも非常に希少なコレクションである言えます。

非常にコンディションの良いドイツ eug製造の 10x80対空双眼鏡

英国の世界的な双眼鏡修復家トニー・ケイ氏によるフルレストア済み

美しい小型光学機器の世界

大型双眼望遠鏡はスケール感のある迫力と存在感が魅力となっています。 そして小型光学機器には精密感と道具としての機能美を感じることができます。

光学骨董品

なんと大正時代の製品

精密な目盛が刻印された小型光学兵器

美しい古典小型希少双眼鏡の数々

右上に何か強烈なオーラを放つ物体が

誰?こんなところにステレオニッコール・セット置いたのは

特装ミクロンの来歴を語る鈴木昭彦氏

ソメスサドルの特装革ケース付き特番号ミクロン

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 では次にいきます。   第 3 章  テラス・セッション

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第 2 章      歴史的銘品の鑑賞
第 3 章      テラス・セッション

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