● オープニング 会場にはコレクションやら機材が搬入されて並び、 ご参加を予定されていたゲスト様がお揃いになったころに、 オープニングセッションの始まりとなりました。 ことし2018年、らいねん2019年はニコンにとって非常に特別な年なのです。 また、ニコンF3が登場した1980年。 その1980年代はカメラファンにとっても大きな動きがあった時代と言えるでしょう。 そんな時代の簡単なバックグラウンドが説明された後、 すぐにプレゼンテーションセッションがスタートしました。
オープニング ニコン研究会 秋山満夫会員
2018年から2019年は特別な年
1980年代に生まれたもの ● プレゼンテーションセッション
パワポのセットアップ完了
ニコンミュージアムの岩田浩満さん ニコンミュージアムが開館したのは2015年10月。 いらい世界のVIPをはじめとする訪問者や、多くのニコンファンが聖地巡礼として品川のニコン本社ビルをめざしました。 貴重な記念アイテムの話など、ここだけの話の興味深いストーリーが展開されました。
ニコンミュージアムの話題
自由なスタイルで講演を聞く
ニコンミュージアムの文化活動に納得
顕微鏡のあるちょっと不思議な空間 ● ニコン研究会から ニコンの岩田さんのお話が盛り上がり、続くニコン研究会からのプレゼンテーションも加速します。 小秋元龍会長からは、時局昭和十六年十二月八日の歴史物語です。 リアルタイムにその時代にその場にいた実体験に基づくお話と、 歴史的史料現物を揃えての裏付けは迫力があります。 続いてニコンF研究家の鈴木昭彦会員によるスーパーマニヤな話が続きます。 まさに火にダイナマイトを10トン放り込んだような大炎上ストーリーとなりました。
ニコン研究会 小秋元龍会長
昭和十六年十二月八日
当時の世界の情勢と歴史を学ぶ
リアルに聞くそんな時代の話
ニコン研究会 鈴木昭彦会員
正統派ニコンFコレクターの作法を語る
マニヤの話を聞く本格派マニヤのみなさん ● アカデミックセッション ニコンはいつの時代も、報道、芸術、科学、医学、工学、産業の各分野で、 そして多様な多くのカメラファンと共にありました。 科学の眼としてニコンをとらえるアカデミックセッションが始まりました。
科学分野で活躍するニコンの話のスタート
いきなりニコンちゃんを語る富永広紀会員
さらにはビール写真の持論を展開
どうも科学のニコンの話ではないことに気が付いたみなさま 事務局の手違いで、科学分野で活躍するニコンの枠組みに、 ニコンちゃんとビールの話が乱入してしまったようです。 たいへん失礼いたしました。 さて本題に入ります。 お話をしてくださったのは、元名古屋大学エコトピア科学研究所教授の古賀一男先生です。 お話のタイトルは「宇宙実験と顕微鏡」です。
元名古屋大学エコトピア科学研究所教授 古賀一男先生
先生のご紹介から話がスタート
NASAでの宇宙実験に参加された時の研究テーマについて
いきなりホンモノ現物が登場(ノーコメントでお願いします) 1992年。日本初の本格的有人宇宙実験。 NASAでのミッション名はSTS-47。国内の関係組織では「第一次材料実験」と称されていました。 米国はマーシャル・スペース・フライト・センター内のコントロール・センターで、 連日徹夜の状態で宇宙実験の監視と制御を行っていた研究者としての古賀先生の話は、 今でいうブラック企業も逃げ出す過酷なものでした。 その現場にいないとホンモノのデータは取れないとの経験に基づくメッセージは、 どんな世界でも共通するものと再確認しました。
宇宙実験で活躍するニコンのカメラと顕微鏡の話題 この宇宙実験まわりの話は先生の著書の以下の章に詳しく説明されています。 なお、ニコンF3などカメラの非対称なデザインに着目した論もあり、読んで楽しい本です。
古賀一男「知覚の正体 どこまでが知覚でどこからが創造か」河出書房新社 2011年
抜き打ちの理解度テストもなく講義は安全に終了 ● ニコンファンミーティング報告 2018年9月。 東京会場からスタートした「ニコンファンミーティング2018」。 続いて、大阪、名古屋、札幌、広島、福岡を巡り、最終は11月の仙台会場。 ファンミーティング2018は連日どの会場も大盛況で、参加者は前年を大幅に上まわったとのことです。 ニコンファンミーティングの報告と題したお話をくださったのは、 2か月間に渡る全国すべての日程に登壇したニコンの後藤フェローです。
株式会社ニコン 後藤哲朗フェロー
新製品ニコン Z 7 はどこの会場でも大人気でした
F2ウエムラスペシャル物語も大好評でした
ど真ん前で愛機ニコンのZ旗を揚げる赤山シュウプロ ● ニコンクイズグランプリ特別編 さてここから参加されたみなさまが大きく動き、前のめりとなりました。 ニコンファンミーティングで恒例のニコンクイズグランプリ。 なんとこの会場で特別編が始まったのです。 問題の作成はニコンの有志の方々と聞きます。 回答用紙と回答記入用のボールペンが参加者全員に配られました。 檀上の後藤フェローから問題が読み上げられました。 ひかくてき簡単な問題からスタートし、いきなり一気に、 こんなの誰が答えられるのかというべき難易度偏差値70超えの問題が続きました。 全38問一本勝負。
回答用紙を手に真剣そのものです
回答用紙とボールペン(ニコンミュージアム特製) ボールペンは全員おみやげ用にお持ち帰りとなりました。 ニコンミュージアムの黄色ではなく白色外装バージョンです。 さっそくセロファンのパッケージを破りボールペンを取り出して書こうとしたら、 「え、開けちゃたの」「ダメじゃない」とコレクターの方から叱られてしまいました。 元封パッケージ入り未使用新品のコレクションが一つ失ってしまいました。 これだからコレクターさんには困ったものです。
採点を集計しています ● 会場パノラマ写真
檀上のニコン後藤フェローから見た真剣に盛り上がる会場のパノラマ写真です。
檀上からみた参加者のみなさま
ニコンクイズグランプリの風景 ● ニコンクイズグランプリ賞品をゲット
ニコンF金太郎飴賞をゲットのみなさま
ニコンF金太郎飴
最高得点優勝は小秋元会長でした
→ カクテルパーティーに続く
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2018
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