The Nikon S motor drives on the red carpet
Nikon Kenkyukai Tokyo Meeting Nikkor 8.5cm F1.5 Nikon S Motor Show
ニコン研究会 2005年3月 ● Sニッコール 8.5cm F1.5 2005年3月18日。ニコンSPの復刻モデルが発売されました。 ニコン研究会の3月ミーティングは、発売の翌日に開催されました。 さっそく発売されたばかりのSP復刻モデルの実物が持ち込まれ、 その美術品のような仕上がりが話題になりました。 まず最初に、継続して研究してきたSニッコールのテーマ研究が始まりました。 今月のテーマは、Sニッコール 8.5cm F1.5です。 テーブルには、レンズをマウントした各種カメラが並びました。
テーブルの上に並ぶうしろ姿の美しいカメラ
ニッコール 8.5cm F1.5とフードにキャップ
ブラックSPには黒のニッコール 8.5cm F1.5
ずしりと重いレンズはSPによくフィット
Lマウントニッコール 8.5cm F1.5を通好みのキヤノン7黒で使う
クロームのフードだとまた違うおもむき
レアなワルツのニコン専用フードは重量級の削り出し
ニッコール 8.5cm F1.5をベースに造られた特殊用途光学系 (資料写真) ● フィルターコレクション ニッコール 8.5cm F1.5専用に製造された、珍しいニコン純正の 58mmフィルター。 製造本数の少ないニッコール 8.5cm F1.5。 さらにライカL39スクリューマウントとなるとさらに少ない。 そんな少ないレンズのために専用のフィルターが作られていたことに驚きました。
Lマウントの8.5cm F1.5専用に用意された58mmフィルター
ニコン58mmフィルターの美しい刻印
Sマウントの8.5cm F1.5専用に用意されたシリーズVIII(8)フィルター
シリーズVIII(8)フィルターの美しい刻印
NIPPON KOGAKU JAPAN
Nikon Series VIII Filters ● 小物で休憩 さて、重量級レンズの検証が進みましたので、ここで小物アクセサリーですこし休憩です。 レンジファインダー型カメラ用の複写装置の付属品を再確認しました。 ニコンS型用複写装置P型のフルセットには、たくさんの付属品がセットになって木箱に収納されています。 補助レンズとアダプターリングについては、バリエーションがあるようだと言われていましたが、 きょう実物を照らし合わせてみました。たしかに、刻印などに違いを見ることができました。 ここで紹介しているセット には、補助レンズとアダプターリングが収納されています。 補助レンズは5cm F2用の刻印があり、凹レンズが入っています。 アダプターリングは5cm F1.4用の刻印があり、レンズ無しのただの口径変換リングです。 撮影レンズを5cm F2とした場合は、そのまま補助レンズをセットします。 撮影レンズを5cm F1.4とした場合は、 アダプターリングを取り付けてから補助レンズをセットします。 補助レンズやアダプターリングは、豪華な茶革ケースに入っています。 いっしょに写っている接眼鏡(アイピース)は、焦点確認用の専用品です。
左に5cm F2用補助レンズ 中央は5cm F1.4用アダプターリング
左は補助レンズをアダプターリングにセットしたもの 次の画像はミクロン6×15。クロームめっきの美しい重量感ある初期型モデルです。 茶革のケースは半世紀を経過しても、しゃんとしています 小さい製品保証書付きの非常に状態のよい双眼鏡で、 対物レンズはパープルの美しいクリアなコーティングです。
ミクロン6×15 重量感ある美しい初期型モデル ● ドリュー すこし遊んでみようのコーナーです。 会員が持ち込んだのはピストル型カメラで有名なドリュー 2-16。 数あるクラシックカメラコレクターでも、コレクションに収めることが難しいものです。 警察用途に開発されたモデルで、ガンメタルなボデイは重量感もあり、 ホンモノの雰囲気が漂います。 じつはこのドリューカメラ、Cマウントなのです。 16ミリムービーキャメラ用のシネレンズが装着できるのです。 そこでニコンのシネニッコール 25mm F1.4が登場です。
シネニッコール付きの稀少なドリューとGOLDECK 16用レンズ
DORYU 2-16の刻印
専用レンズをマウントしたドリュー2-16
飛び道具を持った小秋元特派員 ドリューピストルを持ってポーズをお願いしたのは、 ベトナム戦争報道をはじめ海外特派員経験の長い小秋元龍氏。 ややアブない雰囲気ではありますが、カメラの研究ということで。 なお、Cマウントのレンズが装着できるスチールカメラは、 ほかに GOLDECK 16 が有名です。 ゴルデック 16(GOLDECK 16)にもシネニッコールを着けてみたり、なかなかたのしく遊べるものです。
GOLDECK 16
ゴルデック 16 とシネニッコール 25mm F1.4 ● モーターショー 2005年1月14日。この日には、多くのオールドニコンファンが驚いたものです。 かねてから噂はありましたが、ニコンSPの復刻モデルが発表されたのです。 発売は、2か月後の3月18日。 ニコンSPの復刻モデルの発売を記念して、S型ニコン・モーターショーを開催しました。 テーブルのレッドカーペットの上には、ズラリとモーターが並びました。 ちなみに、発売されて2日もしないSP復刻モデルは、しっかりとモーター底板が装着され、 快音を響かせて快調にモーター駆動できめていました。 S36モーター付きSP、S36モーター付きS3、S36モーター付きS3M、 そしてS36モーター付きの復刻SPが登場しました。
S型電気モーターカメラが勢揃い
モーターカメラの背面はこの通り
ニコンS3にS36モーター
S36モーターの背面
これもニコンS3にモーターが
なんとS3Mモデルです
ニコンSP復刻モデルのモーター仕様
S型ニコンにはモーターがよく似合います
どうどうのS3Mの貫禄
どこまでも美しいS型ニコンモーターセット
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2005, 2022 |