情報収集、調査中。正式公開未定。
東京光學機械株式會社製造シムラーF 180mm F1.5 No. 5 昭和十七年 ● このレンズについて調べています
分かったこと。
レンズ鏡胴には、以下の刻印があります。 開放でF1.5、最小絞りはF8です。 サイズはかなり大型で、重量は家庭用の体重計で測って約4.5キロ。 前後のキャップは革製で内側が別珍の布張り。 木箱には、金属製の銘板が取り付けれてられています。 木製ニス塗り、金ネジ仕上げのレンズ収納箱には、 手書きで"精光45-130"とあやしい文字が書き込まれています。 まさか精機光学工業株式会社の秘蔵品でもないでしょうが。 (時代考証的には無理はないです。)
東京光学の専門コレクターに問合せをしたところ、
東京光学で開発に携わっていたOBの方に確認していただけました。
東京光学OBの方のお話によりますと、 いままで評価したり、検証したりする方がきわめて少ない、 旧日本軍の時代の歴史的レンズのことですから、 情報が少ない、いや、残っていないのかもしれません。
● 分からないこと このレンズは、なにものなのか。 焦点距離が180ミリで、開放f1.5という現代でもオーバースペックにあたる仕様。 写真撮影用だとすると、夜間飛行する偵察機に搭載されたレンズなのか。 光波兵器のさらに進化したものだとすると、 当時本気で実用化が研究されていた殺傷能力を持つ光線兵器のレンズか。 あるいは、光線通信機のレンズとか。製造数も、1桁のような雰囲気です。 ● お願いします このレンズは、国内は三重県鈴鹿市で発見されました。 縁あって、私が保護しています。 当ウエブサイトでこのレンズを紹介するにあたり、 レンズのことは少しづつ分かってきたのですが、 使われた背景・用途が不明なのです。 第二次大戦中の科学機器、軍事用途機器のことは、まったく知りません。 詳しい方の協力をお願いするものです。 よろしくお願いいたします。
RED BOOK NIKKOR
レンズ、収納木箱、前後革製キャップのフルセット
重量約4.5キロ、ニコンFと比べてこのサイズ
金属製の銘板には昭和17年3月製造の刻印
ニス塗り木箱の金ネジ仕上げ、怪しい精光45-130の意味は
端正な美しいこのお姿
お道具としても美しい佇まい
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2004, 2020
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