EL Nikkor 63mm F2.8N
of Nippon Kogaku EL Nikkor 63mm F2.8N Masterpiece of EL Nikkor
EL Nikkor 63mm F2.8N ● はじめに 6年ほど前に「シグネチャー・カクテル」という概念を知った。 床屋や調剤薬局の待合室に必ず持って行く本がある。 有名なバーテンダーの岸 久さんの著書「スタア・バーのカクテルブック」(文藝春秋)だ。 美しいカラー写真と岸さんのお酒にかんするウンチク話が楽しい。 ひとつのストーリーが 1分17秒で読み切れるスピード感が心地よい。 順番で呼ばれてもすぐに本を閉じて席を立てる。 その「スタア・バーのカクテルブック」の冒頭近くにシグネチャー・カクテルの話が出てくる。 意味はググっていただくとして、 Signature cocktail とか Signature drink など、 ネイティブの英語サイトにも出てくるので和製英語ではなく国際的に通用する言葉のようだ。 私は、看板メニューと訳してみた。
EL ニッコール 63mm F2.8N ニコンの「シグネチャー・レンズ」は、EL ニッコール 63mm F2.8N である。 なぜって昔からそういうことになっている。 さらに言うならば、ニコンの「マスターピース・レンズ」も EL ニッコール 63mm F2.8N である。 すくなくとも、EL ニッコールの最高傑作(マスターピース)は 63mm なのだ。 焦点距離が 63ミリのレンズは、 暗くて古い EL ニッコール 63mm F3.5 と、明るくて新しい EL ニッコール 63mm F2.8N がある。 ここでは後者の 63mm F2.8N を紹介していきたい。
EL Nikkor 63mm F2.8N ● 記事のご案内 すべての場面において、画像の上で左クリックすると、大きいサイズの画像を表示できます。 細部までを確認したい方はどうぞ拡大してご覧ください。 → では最初のお話。 第 1 章 レンズデータ ショートカットはこちらからです。
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● あとがき 本記事の初稿は2022年2月にリリースしました。
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