Tokyo Meeting Show and Tell
夏五月は帝都東京の運河 ● ニコン研究会五月さわやかミーティング 五月のニコン研究会。 会場にはスタジオ設置のための機材が搬入されセットアップも完了しました。 ミーティングはプレゼンテーションセッションからスタートしました。 フォトジャーナリストの小秋元龍プロによるお話のタイトルは「セレブとカメラ」。 世界の王族、そして日本の皇室。カメラを手にした日常の報道写真から話が熱くなってきました。 世界の俳優、女優。カメラを手にしたキャンディス・バーゲンから、 写真集まで刊行している本格的な写真家でもあるイタリアの大女優、ジーナ・ロロブリジーダ。 スクリーンに映し出された手元のカメラに注目が集まりました。
小秋元龍プロの語り「セレブとカメラ」でスタート
イタリアの大女優ジーナ・ロロブリジーダ ● ワークショップ 熱く盛り上がったプレゼンテーションセッションに続き ワークショップのコーナーに突入しました。 ワークショップの第一ステージではドール写真撮影会が開催されました。 鈴木昭彦氏が写真館用のスタジオセット機材を会場に搬入。 背景は等身大のドール撮影にそなえて2.8×3.5メートルの写真館用。 さらにもう少しコンパクトな1.8X2.5メートルのグレーとブルーの背景も用意。 今回はドールの実物に合わせてブルーの背景をセッティング。 照明は3基。ただし天井から吊り下げできないので2基を設置。 ニコン研究会初のドール撮影会がスタートしました。
フォトスタジオ・ワークショップ
ドールフォト・セッション ● ショー・アンド・テル ワークショップの第二ステージに移りました。 ショー・アンド・テル(Show and Tell)のコーナーです。 ワークショップお道具拝見とでも言うのでしょうか。ご自慢のコレクションをお持ちいただき、 オーナー自らがそのモノを語ります。
モノにたいする語りは、カタログデータ的な緒元もあるでしょうし、
どうやってそれを入手したかとか、モノにまつわるおもしろいエピソードに脱線し、
そこが次のツッコミを生んで、やはりカメラ談義は楽しいものです。
テーマは3枚玉レンズと大口径標準レンズ(解釈は自由)です
3枚玉の王様ニッコール-T 350mm F4.5とレフボックス付きニコン
貴重なレンジファインダーニコン用のレフボックス
おなじみの3枚玉といえばマウンテンニッコール Nikkor-T 10.5cm F4
ニコンF2Tに渋くフィットするマウンテンニッコール Nikkor-T 10.5cm F4
ビューレンズが3枚玉のアイレスフレックス
粒ぞろいの逸品が並ぶコレクションテーブルは壮観 ● 大口径標準レンズ
3枚玉の説明が一通り終わり、次は大口径標準レンズのコレクションが登場です。 下の画像をご覧ください。 大東亜戦後、国産でいち早く登場した大口径レンズを紹介します。 左から富士写真フィルムのフジノン5cm F1.2コンタックスマウント(1954年発売)、 帝國光学のズノー5cm F1.1(最初期ピンポン)コンタックスマウント (1954年発売)、 同ズノー5cm F1.1(改良型)コンタックスマウント(1955年発売)。
フジノン5cm F1.2、ズノー5cm F1.1(最初期ピンポン)、ズノー5cm F1.1(改良型)
フジノン5cm F1.2コンタックスマウント No.260028
極めて珍しいコンタックスマウントのピンポンズノー5cm F1.1
1920年代に流行したナハトカメラの両雄
下の画像をご覧ください。
エルマノックス(6.5x9判)改良型とレコード・プリマー(6.5x9判)
エルネマン・アナスグチマート・エルノスター12.5cm F1.8
世界最初のナハトレンズの一族。
エルネマン・アナスグチマート・エルノスター12.5cm F1.8
(Ernemann Anastigmat Ernostar 12.5cm F1.8)。
プラズマート9cm F1.5
プラナー T* 50mm F1.4 ZFとニコンDfの競演
当時新設計された通称オリンピックニッコール50mm F1.4(5cmではない)
Hexanon 60mm F1.2とSマウントで一番明るい5cm F1.1(外爪)
フィルターを外して現代と当時もののコーティングの比較
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Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2014, 2019
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