Nikkor 200mm F2 PRESS Lenses
Nikon Kenkyukai Tokyo Meeting Fisheye Nikkor Lenses Nikkor 200mm F2 PRESS ORION Binoculars
東京の夏日 ● ウオノメとダイコン特集 ニコンが誇る一眼レフ用交換レンズ群。 ウオノメは魚眼レンズ。ダイコンとは大口径望遠レンズの愛称です。 レンズの使用目的から、外観から、両極端のレンズを考察するのもおもしろい。 今月のテーマの中心は、魚眼レンズと大口径望遠レンズです。 東京は夏日のニコン研究会。 乾燥した熱気のなか、大きなレンズを持った会員が集まりました。 さりげなく、海上自衛隊特注仕様のニコンF(注)が置かれたりしていますので、注意が必要です。 では、ウオノメこと、魚眼レンズから見ていきましょう。 注: Nikon F JMSDF Special model; JMSDF (Japan Maritime Self-Defense Force)
魚眼レンズの美しい立ち姿
画角220度を誇るフイッシュアイ・ニッコール 6mm F5.6
珍しいニコン製フィールド・ビューワーの元箱
魚眼レンズの画角さえも直視できるフィールド・ビューワー
学術用途で今だ人気の高い OPニッコール 10mm F5.6
このニコンFにも OPニッコール 10mm F5.6、底にはあやしい刻印が
海上自衛隊特装モデル
6mm F2.8はかなり数の少ないレンズなのにバージョン違いがある
世界最大のフイッシュアイ・ニッコール 6mm F2.8 ● ニッコール ED 200mm F2 プレス ダイコンこと、大口径望遠レンズの雄は、ニッコール 200mm F2でしょう。 ニッコール ED 200mm F2 収集家の会員が大量に持ち込んだのが、ニッコール ED 200mm F2 プレスモデル。 オリンピック用として、報道向け試作された非常に数少ない大口径望遠レンズなのです。 純金ゴールドのラインが特徴のヘビーデューティーな重量級鏡胴を持つ高速レンズです。
勢揃いした稀少な大口径望遠レンズ群
初期型のニッコール ED 200mm F2
大口径の美しいニッコール 200mm F2
黄金ゴールドラインが入ったプレスモデル
専用レンズフードも珍しい貴重品
幻のHN-18と無刻印の延長フード
こちらのプレスレンズは連番です
すばらしい大口径ニッコール ED 200mm F2プレス コレクション ● オリオン双眼鏡の検証 日本光学製双眼鏡の研究は、シリーズで元祖フジイ・ブラザーズものから、戦前・戦後の双眼鏡に光をあてます。 今月のテーマはよく知られたオリオン号。 オリオンは、日本光学が戦前・戦中に製造した将校用双眼鏡のベストセラー機です。 戦後は民生用に市販されました。 基本モデルは、口径24mmで倍率が6倍のIF式小型双眼鏡。 たくさんのオリオン型双眼鏡が並びました。
大集合したオリオン型双眼鏡
長筒は非常に珍しい日本光学製 6.5cm変倍照準望遠鏡
機能美にあふれるオリオン
戦前初期型のオリオン号(Tokyo Nippon銘が入っていない)
ニッコー・オリオン 8X26 通常の 6X24ではなく珍しい 8X26型
戦前後期型の接眼部カバー付き将校モデル
シンプル・頑強・美しさを兼ね備えた優れた双眼鏡
オリオンが並ぶ美しい景色 ● AF-S VR ニッコール ED 200mm F2G (IF) ニッコール 200mm F2および、ニッコール 300mm F2の収集家の会員から、 ラストに紹介されたのが新型の AF-S VR ニッコール ED 200mm F2G (IF) 。 非常に優れたレンズとのコメントがありました。 ふだん使いの ED AF-S 300mm F2.8D I型と並べてみました。 現代的な AF-S VR ニッコール ED 200mm F2G (IF) も、 プロトタイプ試作でオリンピック用に開発された ED 200mm F2プレスも、 ED AF-S 300mm F2.8D I型も重量感のあるフルボデイな高速レンズです。
レンズケースから赤いVRマークが見える
AF-S VR Nikkor ED 200mm F2G (IF)
AF-S VR ニッコール ED 200mm F2G (IF) と
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2006, 2022 |