Kamakura
Nikon Kenkyukai Tokyo Meeting Field Workshop Old Capital KAMAKURA ● 鎌倉 ニコン研究会は春の撮影会。今回訪れた場所は、古都・鎌倉。 当日は朝から小雪まじりの雨。冬寒の空。 鎌倉には冷えた雨が似合う絶好の撮影会日和となりました。 オランダからは、世界的な日本光学研究家、 ハンス・ブラークハウス氏が来日し、 トーキョー・ミーティングに参加されました。 北鎌倉駅で8名が集まり、梅の花が咲くお寺の庭を散策しながら、 鎌倉鶴岡八幡宮までのコースを楽しみました。 まずは、北鎌倉は弘安八年(1285年)開創の松岡山東慶寺に突入です。
鎌倉の古い小道を抜けて(東慶寺)
ハンスさんが興味を持った石仏
小雨に美しいニコンS2クローム
梅花の撮影にはマウンテン・ニッコールで決まり ● ニコン国際会議 お茶の時間です。古い民家に入ります。美しく手入れされたお庭を鑑賞。 大正時代にタイムスリップしそうな玄関を入ります。お抹茶にお菓子で一服。 席に着いたとたん、ニコンカメラ談義全開です。 ハンスさんのバッグからは、貴重な資料やら、撮影された資料写真が出てきます。 こんかいは、日本光学以前のフジイブラザーズものから、 その手本としたオリジナルのオランダはデルフトの双眼鏡など。 テーブルの上に並んだ、抹茶にヨウカン、ニコンM型、珈琲、 国立科学博物館収蔵の日本光学製巨大双眼望遠鏡の写真。 鎌倉のレトロな民家のような喫茶店では、ハンスさんの解説に力が入りました。
鎌倉のレトロな民家でニコン談義
お道具拝見はニコンM型とかぶせフードが鎌倉ふう
資料写真をもとにハンスさんの特別限定講義が始まった ● 寒さに強いニコンで散策 熱いお茶と熱いニコン談義で熱くなったので、古いお寺を散策クールダウン。 鎌倉の杜は、建長五年(1253年)開山の巨福山建長寺を歩きます。 機械式カメラは電池いらずで寒さに強い。 ニコンM型からS型は、朝鮮戦争時にニコンを持って従軍したプレスの物語。 耐寒仕様ニコンはスクワレンの話。 辻本満丸博士の深海鮫の研究から、戦時中の深海鮫捕獲の悲しい歴史的事実、 ディープな話題が続出。それでもフィルムカウンターは回る。 「寒さに美しいカメラは何か」も研究しないといけません。 ふつうはこの寒さに雨もようでは、撮影会は不向きかもしれません。 でも、その天候のハンデを研究課題にしてしまう会員の根性には感心しました。
山門をくぐり次の撮影スポットに突入(建長寺)
暑くはない日でした
鎌倉を撮る
ここでShow and TellはこだわりのニコンS2
非常に珍しいニッコールQO 5センチF3.5 沈胴付きのニコンM
山門にて ● お昼ごはん 鶴岡八幡宮に出ました。多くの観光客でにぎわっています。 骨董屋に刃物店。みやげもの店が並んでいるのは鎌倉。 お昼ごはんタイム。ここでもカメラ談義全開です。 天ぷらを食べながら、レンズの珍しい刻印を確認します。 黄色い表紙は、ハンスさんの最近の著書。
鎌倉のレストラン
鎌倉でお昼ごはんにハンスさんの本 ● 鎌倉ミーティング記念写真 お店の前で、参加者全員で記念写真を1枚。 たまたま通りかかった女性にシャッターを押してもらう。 ブレなし、構図よし、ただものではない人かもしれません。 古いカメラを持ったメンバーのめんめん。 このあと、東京方面にもどり、カメラ屋さんに繰り出すのでありました。
鎌倉ミーティング
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2005, 2022 |