Mr. Tetsuro Goto, Vice President of Nikon Imaging Company
December 20, 2008 ● ニコン研究会 12月ミーティング 首都圏の師走。明治屋ビルも年の瀬の顔をしています。 ニコン研究会 12月ミーティングは銀座のすこし先の京橋で開催されました。
明治屋
師走の街に明治屋ビルの年末風景 ● サプライズゲスト
後藤哲朗氏。 ニコン研究会は、12月のサプライズゲストとしてミスター・スーパーニコン、 後藤哲朗氏のご参加を打診しました。 関係者の尽力と協力により、ゲストとしてお迎えすることがついに実現しました。 プログラムは、ニコン研究会会員による研究成果報告から始まりました。
研究成果発表プログラムのはじまり 研究成果プログラムは、3つのプレゼンテーション・セッションで構成されました。
初芝信次会員 ニコン研究会の歩み 1981〜2008
初芝信次会員によるプレゼン
鈴木昭彦会員によるプレゼン 最後は、ニコンの後藤哲朗氏から、ステッパーからコンパクトデジカメまで、 ニコンの詳しい話がプレゼンテーションされました。
後藤哲朗氏の超マニヤックなプレゼンに唖然とするニコ研会員 北京オリンピックでは、 超高感度撮影が可能になったニコン D3と無線 LAN装備がリアルタイムで大活躍したことや、 宇宙空間では、NASAに納入されたスペースニコンカメラの活躍など、 たくさんの写真画像を駆使して実に興味深い、 最高におもしろくエキサイティングな講演となりました。 とくにプロフェッショナルユース、 プレスフォトグラファーにおけるデジタルニコンへの過酷な要求仕様と使用環境、 などなど、 普段は聞くことのできない重量級のエピソードで会場は大いに盛り上がりました。
NASAにおけるスペースニコン特殊仕様機の活躍の様子 プレゼンプログラムのシメは、 ニコン D3を讃える貴重なレア動画が大音響で公開され、 さらに大きく盛り上がりました。 ● コーヒーブレイク ディープな話題が続きますので、コーヒーブレイクとなりました。 後藤哲朗氏から、ニコンの有名な「ニコンようかん」をおみやげにいただきました。 3つの味がたのしめる一口サイズのようかんです。 まろやかな「本煉」、さっぱり「柚子」、ちょっぴり塩味の「塩煉」。 ようかんはニコンに限ります。
ニコンようかんとニコンタイピンコレクション
古いニコンアイテムを楽しむ後藤氏
手に取られているのは最初期のニッコールクラブ誌です
ニコン研究会の活動記録をご覧になっています
後藤哲朗氏を囲んで ● 京橋から銀座へ 京橋会場での楽しいミーティングが終了しました。 予約したレストランのある銀座まで徒歩で移動です。 京橋から銀座一丁目に入り、尾張町交差点あたりまでちょうどよい街歩きとなりました。 街はクリスマスのイルミネーションに輝いています。
資生堂パーラーとザ・ギンザ
老舗の銀座サエグサ
銀座十二月の灯
服部時計台 ● 銀座清月堂 12月は恒例のイヤーエンド・ディナー。 銀座五丁目のフレンチレンストラン銀座清月堂「LINTARO」。 いつもお世話になっています。新鮮な野菜とビーフシチューがおいしい。 ディナーがスタートする前に、 後藤氏には、ニコン研究会特別会員銀バッジが贈呈されました。 さっそくジャケットの胸に着けていただきました。
ニコン研究会特別会員銀バッジ
ニコンワインではないようです
ニコンF3時代の話から最新のデジタル機まで話題は尽きない
ここだけの話に盛り上がるニコ研メンバー
● 後藤さんを囲んで記念写真 女性のギャルソンというのもへんですが、この日、 銀座清月堂でニコン研究会を担当したセルヴーズさんは、 どうもただ者ではなかったようです。 記念写真を撮る準備をしていたら、 「シャッターを押しましょうか」、とのありがたい声に、 カメラをセルヴーズさんに渡しました。
充実した一日を終えて記念写真 プロのフォトジャーナリストもいるメンバーにカメラを向け、 きちりと脇をしめ、手ブレていない。 彼女は、間接照明によるコントラストの強い状況を把握し、 照明が平均にまわるよう明るくしてくれ、 日の丸構図を避けるため人の配置まで指示。 手馴れたカメラ操作をみて、会員の数台のニコン D3が彼女の手に。 いずれもお見事なシャッターでありました。 ニコン D3の使い手とみたニコ研メンバーなのでした。 上はその写真(カメラは Nikon Coolpix P5100)です。
後藤哲朗氏の D700で魚眼レンズ的記念写真
後藤哲朗氏も、持参のニコン D700に 24mm F2.8広角レンズを装着し床の上に。 全員でカメラを取り囲み、円形画像、 魚眼レンズで撮影したような記念写真を撮ってみました。 後藤氏のニコン D700はご自分で購入されたものとか。 さらにキャッシュバックキャンペーンの前に買われたものだそうです。 レンズは、35年前に入手されたという、オートニッコール 24mm F2.8。 AI改造の通好みのセレクトでありました。 ● 銀座は夜 尾張町交差点。 服部時計店(銀座和光)の前にはクルマが流れ、行きかう人も気分は師走モードになっています。 どこか忙しいようでどこかゆったりしている。
夜九時半のにぎわい
修復工事が完了した服部時計台が美しい十二月の街
師走の三愛ビル
特別ご協力: ● 2023年のあとがき この記事は、2008年12月に公開したものです。 ニコンの後藤哲朗氏がサプライズゲストとして、初めてニコン研究会においでくださった時の記録です。 ミーティングの開催が、2008年12月20日。土曜日でした。 翌日からウェブ記事の製作を開始。 後藤哲朗氏に内容を確認していただき、いくつか修正の上ご承認を得て、 12月24日に日本語版と英語版を世界同時にリリースしました。 2023年3月。 あの時から 15年が過ぎました。記事は改訂せずにそのままにしていました。 しかし時代は大きく流れ変わりました。 ここで後世に残すべき記録として、内容を見直すことにしました。 具体的には画像の品質改善と新たな画像の追加です。 画像の品質改善は、 オリジナルの撮影原板から再度切り出し直し、無理な縮小をしないようにしました。 新たな画像として、2008年12月当時の銀座の様子を追加しました。 それほど変わらないと思っていた銀座の街並みが大きく変わりました。 ランドマークの一つだった三愛ビルでさえ取壊しです。 捨てカットのつもりで撮影したなんでもない風景が時代の記録となりました。
Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2008, 2023 |