February 2008, Nikon Kenkyukai
February 2008, Nikon Kenkyukai

Tokyo Ginza 2008

February 23, 2008
Nikon Kenkyukai
Nikon Historical Society
TOKYO MEETING
NIKON ONE STUDY

銀座合同ミーティング

2008年2月。 今年も東京・銀座の松屋デパートでは恒例の 「世界の中古カメラ市」が開催中です。 ニコン・ヒストリカル・ソサエティの多くのメンバーが日本にやってきました。 この時期に合わせて、 ニコン・ヒストリカル・ソサエティとニコン研究会の合同ミーティングを開催しました。 ニコン研究会の例会にいっしょに参加していただく形になりました。

銀座・服部時計店

いきなりカメラ談義

日本光学にかんするお話

オランダのハンス・ブラークハウスさん

ミクロン双眼鏡の考察

ニコンS型モーターショー

まずはS型ニコンのモータードライブ・サウンドを鑑賞することにしました。 盛大に電気モータードライブが廻っています。

ニコンS型モータードライブのコレクション

直流 12ボルト電源を用意

軽快かつ重厚なモータードライブ・サウンド

モーターは快調に動きました

ニコン SP モータードライブ

ニコン S3M

ニコン特装機

ニコン F3 ラピタ 2000 メモリアル・エディション

一般モデルの赤色ではなく、緑色のストライプが鮮烈な印象。 限定数 100万台とか言う風潮のなかで、限定数 100台とはかなり少ない。 ニコンが正式に製造した特別モデルであり評価が高い。 「F3 LAPITA 2000 MEMORIAL EDITION」。 カメラ正面の目立つところに刻印が入っています。 2000年に特別限定販売された機体です。

日本国海上自衛隊モデル

ニコンFの底ブタの、さらに人目に触れないよう、底面に精密に刻印された日本国海上自衛隊のマーク。 刻印が目立たないところに入っているのは当時のホンモノの証。 そのすじの刻印が正面の目立つところに入っているのはフェイクの証。

盛り上がるプレゼンテーション・セッション

プレゼンテーション・セッション

ビル・クラウスさんと川合さん

活発な質疑応答

興味深い話題がてんこ盛り

初芝会員のプレゼンテーション

プレゼンを楽しむメンバー

特別コレクションお披露目

ロトローニさんのレンジファインダー・ニコン集大成

昭和二十年代米国におけるニコンカメラの話

ニコンFマウント化されたウルトラマイクロニッコール

左がウルトラマイクロニッコール 125mm F2.8。 右がウルトラマイクロニッコール 135mm F4。 どちらもニコンFマウント化するマウントアダプターが装着されている実用機。

230° - SAP

230° - SAP フィッシュアイ・ニッコール 6.2mm F5.6

日本光学の一色真幸先生の設計による、あまりにも有名なスーパー魚眼レンズ。 レンズの第一面が非球面。1969年に製作された。地球上に 3本しか存在していない。 詳しい説明はニッコール千夜一夜物語の第53夜と第79夜をご覧ください。 一色真幸先生ご本人の説明によると、 SAP は等立体角射影(Equisolid Angle Projection)の略称とのこと。

極めて稀少な 230° - SAP フィッシュアイ・ニッコール 6.2mm F5.6

ニコンFファインダー用視度調整レンズ

クリスティーズ出品アイテム

ニコン I 型 特別研究

今回のNHSとの合同ミーティングのメインテーマがこれ。 「ニコン I 型 特別研究」。 貴重な骨董品クラスのニコン I 型が 5台テーブルの上に並びました。

ニコンカメラ 60周年記念

5台のニコンカメラ(通称ニコン I 型)

シャッターボタンの微妙な違い

ニコン I 型のトッププレート

5台並んだニコン I 型

ニコンをニコンで撮る

詳細調査中

コーヒーブレイクのお菓子

まだまだ続くニコン I 型の話

ニコンカメラ(ニコン I 型)が一堂に 5台も揃うシーンは、 一般社会ではそうあるものではありません。 比較対象史料(サンプル)が 5台もあるわけですから、 さっそく各部の詳細調査となりました。 はたから見ると、だからどうしたという話となります。

カメラ底ブタを外す

フィルムガイドレール

フィルム圧版部

ニコン I 型の風景

カメラ底板の違いは大きい

ニコン I 型の鑑賞

貴重なドーム型レンズキャップ

ニコン I 型の端正な美しさ

細かい調査が続きます

カメラ談義も続いています

楽しいミーティングの終わり

会議室会場の予約時間は午後 5時まで。 最後に参加者全員でグループフォト、記念写真。 楽しかったミーティングもお開きクローズとなりました。 まだまだ話足りないメンバーは、そのまま大挙して銀座の老舗ビヤホールに移動しました。

Nikon Boys in Tokyo Meeting

銀座ライオン

さて、場所を移して反省会となりました。大人数で銀座のライオンに乱入です。 クラシックな雰囲気とにぎわいの中で、カメラ談義はいつまでも終わりません。

2023年のあとがき

この記事のオリジナルは、2008年3月上旬に公開しました。 海外から参加されたゲスト(NHSのメンバー)のために、早く見せたく最初から英語版で公開しました。 後から日本語を作るつもりでいましたが、着手できず長くそのままとなっていました。 2023年2月。日本語版を製作しました。実に15年ぶりの日本語版公開となります。 この機会に画像の品質を向上させました。 ブラウザ上で画像をクリックするとオリジナル撮影原板を表示するように直しました。

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Copyright Michio Akiyama, Tokyo Japan 2008, 2023