May 2014, Nikon Kenkyukai Tokyo, Meeting Report

May 17, 2014

Tokyo Meeting

Japanese Cool Dolls

Show and Tell

夏五月は帝都東京の運河

ニコン研究会五月さわやかミーティング

五月のニコン研究会。
会場にはスタジオ設置のための機材が搬入されセットアップも完了しました。
ミーティングはプレゼンテーションセッションからスタートしました。

フォトジャーナリストの小秋元龍プロによるお話のタイトルは「セレブとカメラ」。
世界の王族、そして日本の皇室。カメラを手にした日常の報道写真から話が熱くなってきました。 世界の俳優、女優。カメラを手にしたキャンディス・バーゲンから、 写真集まで刊行している本格的な写真家でもあるイタリアの大女優、ジーナ・ロロブリジーダ。
スクリーンに映し出された手元のカメラに注目が集まりました。

小秋元龍プロの語り「セレブとカメラ」でスタート

世界の王族&皇室、俳優&女優、スポーツ界セレブに詳しい小秋元龍プロ

イタリアの大女優ジーナ・ロロブリジーダ
ニコンFにレンジファインダーニコン用のニッコール180mm F2.5という渋さに注目

いきなり「セレブとカメラ」の話題で盛り上がりスタートしたプレゼンテーションセッション。
科学写真家の新延隆造プロのお話は機材のウンチク話。
機材といっても今回はカメラとかレンズではなく、撮影を支える便利な一脚と小型の自由雲台のお話。
リンホフ社製一脚のアルミ合金の品質検証から、 油が滲み出るように設計された自由雲台のボール部分の金属加工検証まで、 マニアックなやりとりが続きました。

長年愛用のリンホフ社製一脚を語る新延隆造プロ

小型なのにキッチリ仕事に使える自由雲台を説明する新延隆造プロ

ワークショップ

熱く盛り上がったプレゼンテーションセッションに続き ワークショップのコーナーに突入しました。
ワークショップの第一ステージではドール写真撮影会が開催されました。

鈴木昭彦氏が写真館用のスタジオセット機材を会場に搬入。
背景は等身大のドール撮影にそなえて2.8×3.5メートルの写真館用。 さらにもう少しコンパクトな1.8X2.5メートルのグレーとブルーの背景も用意。 今回はドールの実物に合わせてブルーの背景をセッティング。
照明は3基。ただし天井から吊り下げできないので2基を設置。
ニコン研究会初のドール撮影会の準備が整いました

ドール専属のスタイリストが髪をセット

関係者による入念なスタジオの調整が続く

新延プロのアドバイスを受けて照明を調整

ニコン研究会初のドール撮影会が開始されました

大いに盛り上がるニコン研究会ドール撮影会

ドール撮影初体験の方ばかりでしたが撮影会は大成功

カメラできめポーズのドールさん 創作造形(C)ボークス・造形村

ショー・アンド・テル

ワークショップの第二ステージに移りました。
ショー・アンド・テル(Show and Tell)のコーナーです。
ワークショップお道具拝見とでも言うのでしょうか。ご自慢のコレクションをお持ちいただき、 オーナー自らがそのモノを語ります。

モノにたいする語りは、カタログデータ的な緒元もあるでしょうし、 どうやってそれを入手したかとか、モノにまつわるおもしろいエピソードに脱線し、 そこが次のツッコミを生んで、やはりカメラ談義は楽しいものです。
ニコン研究会では、正しいカメラ談義のあり方も研究しています。 なにをもって正しいかは、10人いれば10通りの解釈、スタイル、思い込み、 勘違いがあるかとは思いますが、そこは大人の会ですので、 それぞれの想いを尊重し、盛り上がることができました。

テーマは3枚玉レンズと大口径標準レンズ(解釈は自由)です

3枚玉の王様ニッコール-T 350mm F4.5とレフボックス付きニコン

貴重なレンジファインダーニコン用のレフボックス

おなじみの3枚玉といえばマウンテンニッコール Nikkor-T 10.5cm F4

ニコンF2Tに渋くフィットするマウンテンニッコール Nikkor-T 10.5cm F4

ビューレンズが3枚玉のアイレスフレックス

オリンパスの現代の3枚玉はOLYMPUS 15mm F8

粒ぞろいの逸品が並ぶコレクションテーブルは壮観

大口径標準レンズ

3枚玉の説明が一通り終わり、次は大口径標準レンズのコレクションが登場です。
「解釈は各自で自由に」とレンジを広げましたのでニコンばかりではなく、 本格的クラシックカメラも登場しました。 それぞれ、オーナーさんから、 ショー・アンド・テル(ブツを見せて語る)があって、 よく理解ができました。

下の画像をご覧ください。 大東亜戦後、国産でいち早く登場した大口径レンズを紹介します。
左から富士写真フィルムのフジノン5cm F1.2コンタックスマウント(1954年発売)、 帝國光学のズノー5cm F1.1(最初期ピンポン)コンタックスマウント (1954年発売)、 同ズノー5cm F1.1(改良型)コンタックスマウント(1955年発売)。

フジノン5cm F1.2、ズノー5cm F1.1(最初期ピンポン)、ズノー5cm F1.1(改良型)

フジノン5cm F1.2コンタックスマウント No.260028

極めて珍しいコンタックスマウントのピンポンズノー5cm F1.1

エーリッヒ・ザロモンより素早いナハトカメラ作法を披露する日野カツヒコ氏

1920年代に流行したナハトカメラの両雄

下の画像をご覧ください。
左はナハトカメラの元祖であるドレスデンのエルネマン社が 1925年に発売したエルマノックス(6.5x9判)の改良型 (ERNEMANN, Dresden/ERMANOX 6.5x9)。 エルノスターレンズはそれまでF2の明るさをF1.8に改良され、 あわせてレンズは固定鏡胴から蛇腹の折り畳みタイプに変更されています。
右はゲルリッツのクルト・ベンツィン社が1929年に発売したレコード・プリマー(6.5x9判) (CURT BENTZIN, Gorlitz/RECORD PRIMAR)。 フーゴマイヤー社製のプラズマート9cm F1.5レンズは 6x9判としては現在もギネス級の明るさを誇ります。

エルマノックス(6.5x9判)改良型とレコード・プリマー(6.5x9判)

エルネマン・アナスグチマート・エルノスター12.5cm F1.8

世界最初のナハトレンズの一族。 エルネマン・アナスグチマート・エルノスター12.5cm F1.8 (Ernemann Anastigmat Ernostar 12.5cm F1.8)。
レンズの明るさではエルマノックスを抜き去ったレコードプリマー。 プラズマート9cm F1.5レンズはマイヤー社に再就職したパウル・ルドルフ翁の最晩年の作。 極めて希少なカメラと言えるでしょう。

プラズマート9cm F1.5

現在でも人気の高いNikkor-H Auto 85mm F1.8とMicro Nikkor 105mm F4

プラナー T* 50mm F1.4 ZFとニコンDfの競演

当時新設計された通称オリンピックニッコール50mm F1.4(5cmではない)

Hexanon 60mm F1.2とSマウントで一番明るい5cm F1.1(外爪)

フィルターを外して現代と当時もののコーティングの比較
Hexanon 60mm F1.2は1999年にコニカから800本限定生産された貴重なもの

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