December 2009, Nikon Kenkyukai Tokyo, Meeting Report

ニコン後藤研究室とのスーパーセッション

December 19, 2009

Nikon Kenkyukai

A Super Tokyo Session

Nikon Goto Laboratory

ニコン後藤研究室 室長 後藤哲朗氏

ニコン後藤研究室 副主幹 鈴木博文氏

ニコン後藤研究室 副主幹 川路浩平氏

ニコン後藤研究室

多くのニコンファンとして気になる存在は、 株式会社ニコンがニコンの本拠地である大井に、 今年(2009年)夏に立ち上げたニコン後藤研究室でしょう。
雑誌やウェブで、その概要は伝わってくるものの、実体がよく分からない。
よく分からないものに興味を持つのが研究のスタートであって、 スタートした後に、 どこに走っていいか分からないのも研究の醍醐味ではないかと、 大目にみているのがニコン研究会なのです。

いまだ謎のベールに包まれたニコン後藤研究室。
なにをやっているのだろう。
どんな人がいるのだろう。
そんな悶々とした時間が過ぎたある日、 ニコン後藤研究室の室長である後藤哲朗ニコンフェロー様からお話があり、 なんと全世界で初めて、ニコン後藤研究室とニコン研究会との 共同研究コラボレーション・ワークショップの開催が現実となったのです。

マニヤを扇動する後藤研究室

会場は東京は銀座近くの和風会議室。
小舞台の付いた日本舞踊のお稽古にも使われている、 会議室では珍しい畳ルームなのです。
会場がセットアップ完了となった定刻に、 ニコン後藤研究室様がおいでくださいました。

株式会社ニコン 映像カンパニー
後藤研究室 室長 ニコンフェロー 後藤哲朗様
後藤研究室 副主幹 鈴木博文様
後藤研究室 副主幹 川路浩平様

さっそく世紀のスーパーセッションが始まりました。
後藤哲朗氏のご講演からいきなりエンジン全開となりました。
”Fから50年目の挑戦・栄光・現場”
−そして未来を語る−

後藤哲朗氏のご講演は、東京は中野のフジヤカメラさんが主催して、 中野サンプラザで開催され大好評だった 「ミスターニコン後藤哲朗氏特別講演会」(2009年12月5日) をベースにアレンジしたものでした。

参考リンク:
リンク切れの可能性あり検索してください
2009年7月8日
後藤哲朗氏本人に訊く:ニコンが設立した「後藤研究室」とは (デジカメWatchより)
2008年6月27日
ニコンD3を作った“コンセプター”の隠れた手腕 川路浩平氏 (ASCII.jp×キャリアより)

世紀のスーパーセッションが始まりました

いきなりマニヤ話で会場を盛り上げる後藤哲朗氏

時代の先にあるニコンのコンセプトはなにか

ニコンF2チタン・ゴトー・スペシアルを説明する後藤哲朗氏

ネーム入りチタンボディ+鉄板裏蓋の市販品にフォトミックS装着
ニコンF2チタン・ゴトー・スペシアル

スペースニコンの実力を検証する

日本写真学会が今年の秋(2009年11月6日)に開催した秋季研究報告と特別講演会で、 ニコンの後藤哲朗氏は、「ニコン・スペースカメラ」と題して講演を行いました。
次のセッションでは、ニコンのスペースカメラについて説明がありました。

NASAが撮影したフィルムは、 主にニコンとハッセルブラッドによって撮影されています。
フィルムカメラは約7割がニコンカメラによるもの。
デジタル一眼レフはすべてニコンと言ってもよいでしょう。 ニコン以外はコダックのデジタル一眼レフ(ニコン製)なのです。

*プレスリリースより
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2009年12月21日報道資料
ニコン、NASAよりデジタル一眼レフカメラ「D3S」および交換レンズを受注 (株式会社ニコン)

なぜFマウントは50年かの解説からスペースニコンに突入

船外活動で活躍する本物のスペースカメラニコン

NASAで圧倒的な使用実績を誇る歴代のニコンカメラ

ニッコール付きハンザキヤノンを調査する横でNASAを語る後藤哲朗氏

迫撃するニコン研究会

アンサーセッションは、ニコン研究会からニコンF研究家の鈴木昭彦氏による、 布幕ニコンFの謎と題して、「なぜ最初期のニコンFは布幕だったのか」。
当時の歴史的資料から、そして、1996年に記録された、 更田正彦氏、小秋元隆輝氏、福岡成忠氏ら歴代のニコン社長などの証言から、 数々の事実が浮かび上がってきたのです。

オリジナル布幕ニコンFの研究をプレゼンする鈴木昭彦氏

更田正彦氏、小秋元隆輝氏、福岡成忠氏らの1996年の証言の記録も公開された

オリジナル布幕ニコンFの謎解きに盛り上がるセッション

布幕最初期型ニコンFとニコンS3MモータードライブS72の競演

最後のセッションは、 布幕最初期型ニコンFとニコンS3MモータードライブS72に、 フィルムを詰めて実際に撮影してみようとの企画です。
ニコンF布幕機はその感触を実感するために、ミラーアップをしての撮影です。
ニコンS3Mはハーフサイズ72枚撮りのため、長い連写も可能です。 実際にフィルムを詰めての撮影では、 本来のモータードライブのダイナミックな音が感動ものでした。

小舞台の上に並べられたヴィンテージものニコン

貴重な実物により初期のニコンカメラを検証する

ヴィンテージニコンを取材する後藤研究室の鈴木博文氏

完全整備されているニコンS3MとS72モータドライブ一式

オリジナル布幕ニコンF ボデイ番号6400027

ニコンF 6400027機にフィルムを装填する小秋元龍プロ

ニコンF 6400027機の感触を調査する後藤研究室の鈴木博文氏

ニコンの後藤哲朗氏とのツーショット

工業用ニッコール研究家の秋山満夫とニコンの後藤哲朗氏

ニコンF研究家の鈴木昭彦氏とニコンの後藤哲朗氏

幻のTV Nikkor 35mm F0.9を調査する後藤研究室の川路浩平氏

全セッションが終了しお約束の記念写真撮影

日本橋たいめいけん

懇親会は日本橋の名店「たいめいけん」で開催しました。
日本橋たいめいけんは、 昭和六年創業の日本を代表する本格的な洋食レストランです。
たいめいけんの茂出木雅章社長にお願いして特別室を確保できました。
昭和初期の趣のある重厚な和風クラシックな空間は、 楽しいカメラ談義にぴったりです。
後藤研究室からニコンワインを差し入れいただき、 ソムリエにお願いしてサーブしてもらい全員で楽しみました。

後藤研究室とニコン研究会に乾杯しました

たいめいけん名物の小皿料理にニコンワイン

世界初のプロジェクター内蔵デジタルカメラCOOLPIX S1000pjのデモ

後藤研究室から最近の製品の紹介として、 会食での歓談のようすを撮影し、 その場で、どこにでも、カメラに内蔵のプロジェクターで投影して、 映像の鑑賞がたのしめる「COOLPIX S1000pj」のデモが行なわれました。
テーブルの上や、手近な壁面に投影された映像は、 想像以上に明るく鮮明で、 手軽にたのしめるエンターティメント性の高い新製品だと思いました。

TV Nikkor 35mm F0.9はマイクロフォーサーズにぴったり

大きな話題となったフジヤカメラコーラス隊の日本光學株式會社應援歌

フジヤカメラさんが主催した後藤哲朗氏特別講演会では、 たくさんのおみやげが用意されました。 その中でも、特筆すべき秀逸なおみやげ品は、 なんといってもフジヤカメラさんが戦前の日本光学の社歌を復刻し、 フジヤカメラコーラス隊が歌唱を行ったCDでしょう。
本日のセッションでも復刻版CDが再生され、 その戦前の国家高揚の時代背景を確認できました。 このCDのこだわりは当時の歌詞カードに加えて、歌唱内容も、 普通の社員が歌っているような素人っぽい歌唱の演出がすばらしい。 フジヤカメラさんの特別のご好意で、CDを提供いただき、 本日の参加者に手渡すことができました。

CDの内容:
日本光學株式會社應援歌(1)
日本光學株式會社應援歌(2)
日本光學株式會社社歌
歌唱: フジヤカメラコーラス隊 (笠原永新氏、濱口佳太氏、戸塚さとみ氏)

マウントアダプタの精度を検証する後藤研究室

名物のラーメンまで出てくるたいめいけんの洋食フルコース

昭和レトロな名店で後藤研究室様とのじつに楽しい一夜でありました

特別ご協力:
株式会社ニコン 映像カンパニー 後藤研究室
ニコンワイン
株式会社フジヤカメラ本店
日本橋たいめいけん

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