July 2006, Nikon Kenkyukai Tokyo, Meeting Report

Mikron, Mikron and Mikron, Super Vintage Binoculars

July 22, 2006

TOCHIGI UV 105mm

Mikron, Mikron and Mikron

Super Vintage Binoculars


テーブルの上には歴史的双眼鏡と稀少なレンズ

UVニッコール105mm F4.5

特殊用途ニッコールで最も有名なのがこのレンズ。
すでにカタログ落ちしてしばらく経ちますが、人気はいまだ最右翼をキープ。
自然科学写真愛好家には必須のレンズであり、 たまに海外から「日本でまだ買えるのか」と問合せを受けるときが多々あります。

産業用として、まったく同じスペックで復活したのが、 栃木ニコン製の紫外線撮影用レンズ UV 105mm F4.5。
産業用トチギUV 105mm F4.5を愛用している会員が元箱入りを持ち込みましたので、 一般に市販されていたUVニッコール105mm F4.5と比べてみました。

なお、産業用トチギUV 105mm F4.5の気になる価格のことですが、 60万円とのことです。
栃木ニコンのHPからカタログをダウンロードできます。
産業用としては破格の価格でありますが、一般のアマチュア写真家が持つとなると、 なかなか元気な価格であると思います。
が、新品で購入できるのは魅力的です。

UVニッコール105mm F4.5の貴重な元箱フルセット

UVニッコール105mm F4.5の豪華なセットアイテム

産業用トチギUV 105mm F4.5のシンプルな元箱

トチギとニッコールの刻印の違い

勢揃いしたUVニッコール105mm F4.5

極稀少ウルトラ・アクロマテック・タクマール 85mm F4.5セツト

大正時代・戦前・戦後ミクロン物語

かわいい小さな双眼鏡が、テーブルを占領しました。
ご存知、ミクロンです。
ミクロンの歴史は古く、最初のモデルが販売されたのが大正10年(1921年)。
戦前のモデルは、艶のあるラッカーで黒塗装されています。
戦後のモデルは、 真鍮のカバーにクロームめっきが美しく重量感のある超小型双眼鏡となっています。
その後、軽量化が図られ、アルミ製のカバーとなりました。 テーブルの上を占領したヴィンテージ・ミクロンほか稀少な超小型双眼鏡をごらんください。

勢揃いした稀少なミクロン各型

珍しい化粧ケース入りのミクロン型単眼鏡

よみがえるミクロン

いわゆるミクロン型の、 超小型高性能ポロプリズム双眼鏡は、昭和49年(1974年)まで販売されていました。
その後店頭から長く姿を消していましたが、 1990年頃から当時流行っていたパソコン通信などのネットワ−クで、 古いミクロンの再評価と、さらに再生産を希望する声が高まりました。

まさかと思っていたら、突然、 平成9年(1997年)10月10日に製造販売が復活したのです。
新しいミクロンは、 コーティングなどに最新技術が取り入れられ、 伝説のソストケース(ソフトケースを誤印刷したもの)付きで登場しました。
大正時代の製品が現在でも製造され販売されていることは、驚愕すべき事実であります。
こういった製品がほかにあるかは分かりませんが、 まさにギネスブックものなのです。

稀少な戦前型ミクロンの数々

戦前の黒ラッカー・ミクロンがこれほど揃うとは

ニコン 7X50 トロピカルモデル スケール入り

そのほかのコレクション

昭和8年にアグファカラー用に製造されたライツ製天然色フィルター。
白黒フィルムで、特殊なフィルター操作によってカラー写真を得るシステムです。 原理については、中村一夫さんの「ライカの歴史」をご覧ください。
書籍では見ることができますが、 なかなか現物を見る機会もないのでテーブルに並びました。
金押しライツロゴの、美しい赤いケースにも注目です。

美しいライツ製天然色フィルターのフルセット(1933年)

天然色フィルターはヘクトール73mm F1.9とズマール50mm F2用

天然色フィルターの原理を説明する先生のような会員

日本光学と精機光学の雑誌広告

ニッコールレンズの雑誌広告

アサヒカメラ1938年冬と1939年夏の特別号

Fマウント・ツアイス・プラナー

たまたま会員が持ってきていたFマウントのZFプラナー50mm F1.4とZFプラナー85mm F1.4。
そこに、会員がたまたま持ってきていたカール・ツアイスのプラナー100周年記念50mm F1.2と カール・ツアイスプラナー85mm F1.2の60周年リミテドエデションがご対面。
どちらも重量感のあるフルボデイな高速レンズです。

ZFプラナーとカール・ツアイスプラナーレンズ群

Return to the top page of Nikon Kenkyukai


Copyright Akiyama Michio, Tokyo Japan 2006, 2016