October 2004, Nikon Kenkyukai Tokyo, Meeting Report

October 16, 2004

Field Workshop

Shibamata, Tokyo

ワークショップ

秋のニコン研究会のフィールドワークショップは、東京は葛飾柴又、 フーテンの寅さんでおなじみの帝釈天で開催されました。
まず、矢切駅で集まり、「野菊の墓」の文学碑をみて、 ネギ畑を視察しながら江戸川河川敷に向かいました。有名な矢切の渡しです。
手漕ぎで音もなく水を切って進む「矢切の渡し」。 のんびりと微妙なクルージングの気分で柴又に向かいます。
柴又帝釈天、正式には「経栄山題径寺」ですが、 ともかく帝釈天に到着してからは、撮影を楽しみながら参道を歩きました。
ランチタイムは参道の大和屋さんでビールを飲み天丼の並。町のそば屋さんふうの天丼です。

ふだんのカメラで

ニコン研究会のワークショップは、 いつも使っている「ふだん使いのカメラ」で来るのがお約束です。 けっして華美で高級で稀少な高額カメラは持ってきてはいけないのです。
お小遣いも1人1000円まで、ガムは禁止です。

人が二人集まればカメラ談義が始まります。
7人も集まれば、話題に事欠きません。それが路上であろうと、場所は問わないのです。

すぐに始まるカメラ談義は帝釈天参道

さりげなくふだん使いの黒塗りS2にレンズもすごい

一見ふつうのニコンFクロームボデイのようですが

草だんごミーティング

葛飾柴又帝釈天とくれば、寅さんであり、 寅さんといえばやはり高木屋さんは外せないでしょう。
草だんごでも食べながら、お茶の時間であります。
甘いものをたべれば、きもちおだやかになります。
ケンカしながら饅頭やヨウカンを食べる人はいないでしょう。
むかしから、草だんごにはニコンですから、 ここはニコンのカメラ談義ミーティングとなりました。

高木屋老舗の草だんごでミーティング

お道具拝見

テーブルの上には愛用のカメラが並びました。
いつも使っている「ふだん使いのカメラ」です。
帝釈天での撮影会ですから、機材もクラシックなS型ニコンが中心です。
ブラックSPとか、黒塗りS2とか、 ワンオーナー40年オーバーの機材も揃いました。
もちろんニコンFとかF2もありました。
1台も華美で高級で稀少な高額カメラはないことになっていますが、はたして。

高木屋さんの草だんごにニコン一眼レフカメラ

草だんごにお茶とくればブラックSPがきまりです

1台3桁万円のブラックSPでスナップとは豪快

新品のニコンSとニッコール付きオキュパイド・ニッカIII

よく見れば極初期型の3.5cm F3.5 No. 91046:

長年リアルタイムで使われてきたプレス仕様が2台

オリジナル・ブラックS2の美しい漆黒の機械様式美

ふつうに見えたニコンFと思ったら驚愕の事実が

巻き上げレバーが抜きということは極初期型ではないですか

なんと最初の最初の極初期型ニコンF!

ファーストプロダクト・ニコンF

ニコンF研究家の鈴木昭彦氏は、 米国のオークションで入手したばかりのニコンFを、 今回のワークショップに持ち込みました。
鈴木氏は、一部オリジナルでない部品を3か月かけてオリジナルに修復したのです。
金属チタン製のシャッターと違い、最初期の数十台は布幕シャッターです。
とにかく、シャッター音がまるで別ものです。
やさしい布幕シャッターサウンドは帝釈天の秋空に、 天上の音楽のようにささやいていました。

柴又駅から帰宅の途につきました。
なにやら駅前の店に集まってしまいました。
そこは中古カメラ店でした。まだ、なにか足りないようです。
寅さんが、「しょーがねえなあ、アンタら」 と笑っていました。
白い秋の一日でした。

駅前の中古カメラ店に突入する懲りない面々。笑う寅さん

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